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【マーメイドS】ウインマイティー “NEWマイティー”見せる! コズミ、スクミ解消 1週前追い切りで抜群の動き

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 「マーメイドS・G3」(18日、阪神)

 新たな一歩を踏み出す。2月末に定年引退した五十嵐師から引き継ぐ形で、西園正厩舎に迎えられたウインマイティー。10番人気でVをもぎ取った昨年以上のパフォーマンスで連覇を狙う。

 これまでは「コズミ」や「スクミ」に悩まされていた。コズミは簡単にいえば筋肉痛で、スクミはそれが悪化したもの。8カ月の休養を挟んだ昨春の福島民報杯以降、調教はほとんど栗東DP(ポリトラック)。できるだけ負荷をかけない調整で臨んでいた。

 6歳を迎えて体質が強化したのだろう。西園厩舎への転厩を機に栗東CW主体の調教に切り替えた。1週前追い切りでコンタクトを取った和田竜がこう話す。「動きは抜群。モタれる面もなかったし、いい感じ」。ただ、以前との比較はしづらいという。「この馬をポリトラック以外で乗ったことがないから。今までとパターンの違う調教。それが競馬に直結すればいいね。あとは、どれだけハンデを背負うか」と分析した。

 西園正師からは笑みがこぼれる。「CWで乗ってもスクミがない。入厩当初はリングハミを使っていたけど、今は普通のハミに。モタれないし、口向きも良くなった。軽く(ラスト1F)12秒を切るあたり、やっぱりオープン馬。宝塚記念に行きたかったぐらい。ニューマイティーを見せよう」。54キロで勝利した昨年よりもハンデは背負うが、何と言ってもオークス3着馬。地力を見せつけ、1年ぶりの勝利といく。

〈1週前診断〉栗東CWで6F79秒5-11秒2(G一)。時計は速く、ラストの伸び脚も上々だった。2月の京都記念6着以来だが、3週続けて長めから追い切るなど乗り込み量は十分。状態は着実に上向いている。

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