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「阪神の魅力」海外にもアピールしては?もっと「日本のプロ野球」を発信してほしい

 各球団の外国人選手が続々と来日している。ジャスティン・ボーア内野手、ジェリー・サンズ外野手、ジョー・ガンケル投手、ジョン・エドワーズ投手、そしてロベルト・スアレス投手、阪神タイガースへようこそ!そしてガルシア投手、マルテ内野手、呂投手、お帰りなさい!でも、少し心配なことがある。僕を含め、阪神ファンは外国人選手の活躍に期待しているけど、彼らは十分に「歓迎されている」気持ちになれるだろうか?

 自分も外国人として約20年前に初来日して、楽しみと同時に不安でいっぱいだったのをよく覚えている。だから個人的に新外国人選手を応援したい。自分の場合、日本と故郷(カナダ)の違いに戸惑うことが多々あった。「郷に入っては郷に従え」は良い言葉だと思うけど「郷」が理解できない時にはどうすればいい?僕は日本語が話せなくて困った。阪神タイガースには素晴らしい通訳が付いているので、コミュニケーションには困らないでしょう。駐米スカウトのジェフ・ウィリアムス氏とアンディ・シーツ氏も沖縄キャンプを訪問するらしいし、うまくアジャストはできそう。ただ、本当にそれだけでいいの?

 今季からメジャーに挑戦する3人の日本人選手は、それぞれのチームに大歓迎されたし、SNS上でもかなり特集された。チーム史上初の日本人選手として秋山翔吾外野手を獲得したレッズは、日本語のツイートで彼を迎え入れた。山口俊投手はブルージェイズと契約を結び、同じように脚光を浴びた。筒香嘉智外野手と契約したレイズのオフィシャルアカウントに至っては、興奮のあまり、ツイート、画像、映像を連発した。競技は違うけど、八村塁選手をドラフトで獲得したNBAのウィザーズは、日本人ジャーナリストのザック生馬と契約。日本語版のチームHPも作成し、毎日のチーム情報を日本語でリポートするようになった。

 ここまで盛り上がるのは米国の特徴のひとつで、当然、マーケティングが目標。SNSの網で、新たに日本人ファンを囲い込もうとしている。それと比べて…阪神やNPBは大きなチャンスを逃していると思わざるを得ない。2020年はオリンピックイヤーであり、世界が日本に注目する。その中には野球ファンもたくさんいて、日本のプロ野球に興味を持ち始めるはず。侍ジャパンの活躍もきっかけになるかもしれない。

 しかし、日本野球に関する英語(外国語)の情報はどう見ても乏しい。毎年、新しく入団する外国人選手を、その母国にもアピールして、NPBをどんどん大きくできないだろうか。適切な人材を揃えてSNSの網を整えるのには時間が必要だけど、五輪までまだ少しの時間はある。世界が注目する中で、阪神タイガースや日本プロ野球の魅力を英語で伝えられたら…どれだけ大きな影響があるだろう。

 ◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年に初来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」(http://www.thehanshintigers.com)で阪神情報を配信中。

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