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「阪神にしては」でなく「球界トップ」に…ボクは「外国人にしては」から脱却目指す

 来日して21年以上たつが、初めてかけられた言葉を今も鮮明に覚えている。「日本語上手ですね!!」。実は、先日も同じことを言われた。外国人が少し日本語を話したらきっと言われるであろう言葉。いわゆる「お世辞」だ。1998年に言われた時、「はじめまして」しか日本語ができなかった僕。その時と同じことを言われるのは複雑だ。

 たくさんの努力を積み重ねて一生懸命勉強したのに同じ言葉で褒められてうれしい気持ちにはならないけど、一方でやっぱり日本人は親切だなぁと毎回思う。

 個人的には、今の日本語のレベルで満足することなく、どんどんうまくなりたいと思う。今持っている漢字検定の3級から上を目指したいし、外国人対象の日本語能力試験N1級で満足せず、日本人対象の日本語検定も取得したい。「外国人にしては日本語がうまい」ではなく、日本人並みになりたい。

 阪神ファンとしても、「あの外国人すごい阪神知ってる」じゃなくて、「誰よりも阪神に詳しい人だ」と言われるまでなんでも知り尽くしたい。昨年取得した阪神タイガース検定1級はうれしかったけど、あれは通過点にすぎない。トップを目指すぞ!!

 プロ野球選手はおそらく僕と逆の経験をしてるでしょう。ごく一部のトップクラスの選手以外は「上手」と言われることはほとんどない。常に課題や弱点を指摘されて、常に上を目指さないといけない。そうであってほしいし、そうであるべきだ。

 阪神タイガースの選手には特に貪欲になってほしい。「阪神選手にしてはやってる方だ」とか「日本人選手の割に打てる」ではなく、目の前にある壁を次々とぶち破り、球界のトップを目指してほしい。

◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。98年初めて来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」(http://www.thehanshintigers.com)で阪神情報を配信中。

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