記録にも記憶にも残る虎の元助っ人・マートン、その熱すぎる軌跡
阪神で6年間プレーしたマット・マートンが現役引退することが分かりました。今後はカブスのフロント入りするとのこと。記録にも記憶にも残る活躍を見せた、阪神での熱すぎる活躍を振り返ります。
公開日:2018.1.14
物議をかもした本塁への突撃…敵将「格闘技じゃない!」
「ヤクルト2-0阪神」(14日、神宮)
マートン手出してないのに…退場なぜ?
神宮の杜が大荒れだ。六回、本塁のクロスプレーをめぐり、阪神のマット・マートン外野手(31)が、ヤクルトの捕手・相川と激突。相川が激高し、乱闘の末、両選手が暴力行為によって退場処分を受けた。
タイミングは完全にアウトだったが、「キャッチャーがホームプレート上にいた。自分としては何が何でも得点したかったのでああするしかなかった」。走路に入った相川をタックルで吹き飛ばした。
マートン手出してないのに…退場なぜ?
試合後、マートンは「ケガさせようと思ってやってるわけではない。ケガがないことを祈るだけです」と相川の身を案じた。
マートン手出してないのに…退場なぜ?
「ヤクルト2-0阪神」(14日、神宮)
小川監督怒!「格闘技じゃない」
普段は温厚なヤクルト・小川監督が、怒気を含んだ声で切り出した。「2度もやられているわけだから。そりゃそうなるよ。ラフプレーなのは明らか」。マートンによる相川へのタックル。5月12日の阪神戦の遺恨もあり、看過できるはずもなかった。
4カ月前には、マートンとの交錯で、田中雅が鎖骨骨折で長期離脱。今月12日、それ以来となる1軍復帰を果たしたばかりだった。この日に関しても、「完全にアウトのタイミング。格闘技じゃないんだから」と指揮官。
小川監督怒!「格闘技じゃない」