小川監督怒!「格闘技じゃない」

 「ヤクルト2-0阪神」(14日、神宮)

 普段は温厚なヤクルト・小川監督が、怒気を含んだ声で切り出した。「2度もやられているわけだから。そりゃそうなるよ。ラフプレーなのは明らか」。マートンによる相川へのタックル。5月12日の阪神戦の遺恨もあり、看過できるはずもなかった。

 4カ月前には、マートンとの交錯で、田中雅が鎖骨骨折で長期離脱。今月12日、それ以来となる1軍復帰を果たしたばかりだった。この日に関しても、「完全にアウトのタイミング。格闘技じゃないんだから」と指揮官。相川自身も、4月のDeNA戦でブランコとのクロスプレーが原因で、左肩亜脱臼で戦列を離れている。神経をとがらせるのも当然といえる。落球狙いのタックルだとすれば、到底、許すことはできなかったのだろう。

 小川監督によると、相川は退場後に都内の病院へ直行。骨に異常がなかったという。相川は、「自分がエキサイトしてしまっただけ」と神妙な面持ちで球場を後にした。

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