記録にも記憶にも残る虎の元助っ人・マートン、その熱すぎる軌跡
阪神で6年間プレーしたマット・マートンが現役引退することが分かりました。今後はカブスのフロント入りするとのこと。記録にも記憶にも残る活躍を見せた、阪神での熱すぎる活躍を振り返ります。
公開日:2018.1.14
「阪神1-2DeNA」(9日、甲子園)
マートン「感謝」虎助っ人最多出場達成
阪神・マートンの出場試合数が704となり、1968~73年に在籍したカークランドを抜いて球団の外国人選手最多記録を樹立した。
「出場機会を与えてもらった感謝の気持ちでいっぱい。ファンやみんなのサポートがあった。そのおかげ」
マートン「感謝」虎助っ人最多出場達成
「阪神4‐1DeNA」(18日、甲子園)
マートン バース超え744安打
偉大なる先人を追い越した。阪神の球譜に刻んだ新たな1ページ。今もなお、伝説の助っ人として語り継がれるバースを超えた。聖地に映える背番号9。来日通算744安打目。マートンが伝説を塗り替えた。
「今日は勝ったことが一番。記録?それよりも、とにかくチームが勝てたことが一番だよ」。チャンピオンフラッグを奪うために海を渡ってきた。いくら自分が打っても、チームが勝たなければ価値は半減する。フォア・ザ・チームの精神が言葉と表情ににじみ出た。
マートン バース超え744安打
「阪神5-1広島」(3日、甲子園)
マートン最速6年目で1000安打達成
まだ通過点だから、余韻には浸らない。勝利だけを追い求めた。阪神・マートンは「(先制打後も)うれしいのはあったけど、まだ始まった状況だったから」。NPB史上最速6年での1000安打到達の節目。先制打で達成し、トドメの一撃で笑顔の白星を呼び込んだ。
「(日本で)結果を出せない選手もいた中(自分は)1年目にヒットを打って結果が出て使ってもらえた」
マートン最速6年目で1000安打達成
「周りの方々の助けがあったからこそだと思っています」
マートン最速6年目で1000安打達成