記録にも記憶にも残る虎の元助っ人・マートン、その熱すぎる軌跡

阪神で6年間プレーしたマット・マートンが現役引退することが分かりました。今後はカブスのフロント入りするとのこと。記録にも記憶にも残る活躍を見せた、阪神での熱すぎる活躍を振り返ります。

公開日:2018.1.14

ボーンヘッド、暴言退場…数々の“お騒がせ”も

2011年5月27日デイリースポーツ1面

【2011年5月27日デイリースポーツ1面より】
 ひどすぎる。阪神のマット・マートン外野手(29)が八回、右飛を捕球後、アウトカウントを間違え、スタンドにボールを投げ入れるボーンヘッド。このプレーで致命的な4点目を与えてしまった。
 甲子園が言葉を失った。見ていた誰もがあっけにとられた。八回1死二塁、清田が放った打球は平凡なライトフライ。だがその直後、信じられない光景が目の前に展開した。飛球を捕球したマートンが、何を思ったのかポイッとボールを一塁側アルプス席に投げ入れてしまったのだ。
 アウトカウントを間違えスタンドへボールを投げ入れる痛恨の失策。走者に2個の進塁権が与えられ、タッチアップで三塁へ進んでいた走者の今江はゆっくりと生還した。「ああいうのは論外や」。試合後の真弓監督は珍しく語気を荒らげたが、草野球以下の最悪のプレーで大きな追加点を献上した。
(中略)
 「今まで一度もやったことのないプレー。カウントをしっかり見て、ボールがどこに飛んでいったのか、外野手として基本的なことが抜けてしまった。言い訳は何もできない。チームにもファンにもミスを謝りたい」
 そうマートンはプロにあるまじき自身のプレーを謝罪した。山脇外野守備走塁コーチは「(本人に)言うたよ。集中力のなさやって」と指摘したが、常に努力を怠らず、グラウンドに立てば100%を出し切る男に、一体何が起こったのか。

マートン乱心!侮辱行為で退場…虎連敗

 「阪神1‐7広島」(14日、京セラ)
 早々に4番が消えた。阪神のマット・マートン外野手(31)が、三回1死満塁でストライク判定を不服として良川球審に詰め寄り、侮辱行為により来日初の退場処分を受けた。

マートン乱心!侮辱行為で退場…虎連敗

 顔を真っ赤に染め、異議を唱えた。バットでグラウンドに線を引き、ボールゾーンを通過したと訴えた。侮辱行為。来日4年目で初の退場。タテジマが柱を失った。

マートン乱心!侮辱行為で退場…虎連敗

 「今日グラウンドで起こったことについて、自分から言うことはないし、言う必要もない。選手として、自分の望んでいるリアクションが取れない時もある。それが今日だということ」。試合終了後、マートンは不本意な行動を取り、チームに迷惑を掛けた事実を悔やみ、わびた。

マートン乱心!侮辱行為で退場…虎連敗
まぁトンだ退場劇…虎大拙攻で鯉に連敗

 「広島2‐1阪神」(23日、マツダ)
 阪神のマット・マートン外野手(32)が初回、見逃し三振に倒れ、球審に暴言を吐いて退場処分を受けた。

まぁトンだ退場劇…虎大拙攻で鯉に連敗

 大誤算を招いたのはマートンだ。初回、2死一、二塁の先制機。2ストライクからの外角146キロ直球を見逃し三振と判定され、感情の糸が切れた。和田監督、関川打撃コーチの制止を振り切り、飯塚球審に暴言を吐き続けた。退場‐。いきなり首位打者を失った打線。リズム感も失われた。

まぁトンだ退場劇…虎大拙攻で鯉に連敗

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