阪神・大和、FAでDeNA移籍…今まで虎でプレーしてくれてありがとう!

阪神からFA宣言した大和内野手が、DeNAに入団することが決まりました。2018年からは同一リーグで戦う敵に…。悲しいけれど、幾度となくチームの窮地を救ってくれた“虎の大和”の雄姿を振り返ります!

公開日:2017.12.3

「大和がいたから」の試合も数知れず

派手な活躍というよりは、試合の流れを変えるようなキラリと光るプレーを見せてくれた男…それが大和です。

2010年6月3日デイリースポーツ紙面

【2010年6月3日デイリースポーツ紙面より】
 1点劣勢の最終回。一塁と二塁の間に横たわる90フィートに、一筋の閃光(せんこう)が走った。劇勝を呼ぶブルーのリストバンド。ベンチを覆いかけた敗色が、一瞬にして消え去った。奇跡の扉を開いたのはまたしてもこの男、大和だった。
 先頭鳥谷が執念で勝ち取った四球。ここで代走を任されると、次打者・平野への初球とともに、躊躇(ちゅうちょ)なくスタートを切った。
 「行けたら行けということだったので…サイン通りです」
 疾風(はやて)のような走りと気迫のヘッドスライディングが、敵の警戒網をかいくぐる。無安打で無死二塁。今季6個目の盗塁が、流れを自軍に引き戻した。延長十一回に絶妙のプッシュバントで勝ち越しを呼んだ、30日の日本ハム戦に続く大仕事だ。

2011年9月15日デイリースポーツ1面

【2011年9月15日デイリースポーツ1面より】
 阪神が逆転勝ちで連敗を4で止めた。流れを引き寄せたのはラッキーボーイの大和内野手(23)だ。先頭で迎えた六回、振り逃げで出塁。同点への突破口を開いた。八回にも先頭で四球出塁。けん制悪送球を誘って三進し、鳥谷の決勝犠飛を呼び込んだ。
(中略)
 「ラッキーすぎます」
 試合後、クラブハウスに引き揚げながら、少しだけニヤリと笑った。振り返ったのは、同点の八回。先頭打者として四球を選ぶと、「行けたら行け」の盗塁GO!!GO!!サインが出た。
 もちろん、狙っていた。続く鳥谷を迎え、投手は2番手・小林正にスイッチ。カウントは2ボール1ストライクまで進んだ。そして、4球目を投じる前に野球の神様がいたずらをする。
 小林正のけん制は、次の塁へと意識を向けていた大和の逆を突いた。「正直(しまったと)思いました」。だが、やや低めにそれたけん制球は一塁手・ブランコのグラブに収まることなく、ファウルグラウンドに転々。一気に三塁を陥れ、鳥谷の左犠飛で決勝のホームを悠々と踏んだ。

2012年4月1日デイリースポーツ紙面

【2012年4月1日デイリースポーツ紙面より】
 2点を追う六回1死一、二塁。その時点でチームはわずか1安打だった。重苦しい雰囲気。吹き払ってくれとの期待。大和はすべてを力にした。
 ブランドンを相手に1ボール1ストライクから3球連続ファウルで粘り、6球目。体に迫ってくるボール気味の内角高めスライダーを詰まりながら左前へ落とした。二走がかえり、1点差。逆転劇の足掛かりをつくった。
 「気持ちです。なんとか粘って、粘って…それだけです。せっかくスタメンで使ってもらったので、なんとか結果を出せてよかったです」
 本職の内野ではなく、2番・中堅で今季初スタメン。キャンプから挑戦している新たな“持ち場”がなじんできた。片岡打撃コーチは「マートンが帰ってくるまでは2番、中堅、右翼は流動的」と説明。先発時は、左腕キラーとしての活躍が期待される。

2012年7月15日デイリースポーツ紙面

【2012年7月15日デイリースポーツ紙面より】
 冷静に鳥谷の打球の行方を見据え、懸命に足を回転させた。勝利への執念が体を突き動かす。大歓声が背中を押す。「ホームにいけると思いました」。確信の走塁で、ヤクルト守備陣の返球よりも早く、決着のホームに滑り込んだ。執念の出塁から劇的な勝利を導く激走。大和の躍動が、勝利の女神を振り向かせた。
 「(十回の打席は)追い込まれてたんで、何とか(塁にと)思っていた。初球からでもいこうと思ってました」
(中略)
 守備でも魅せた。三回1死無走者から、ミレッジの右中間に伸びた打球を懸命に走って捕球。「グラブの先でしたけど。ポジションが良かったです。(最初から)ライト寄りに」。捕球後にフェンスに激突しながらの好守。白球を落とすことなく、流れも渡さなかった。

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