「人生を左右する」マウンドでまさかの大荒れ…はい上がれ虎の若きエース・藤浪晋太郎

阪神の若きエース・藤浪晋太郎。今シーズン序盤は不振続きで5月には登録抹消。2軍でミニキャンプを行うなど必死に立て直しが図られてきました。そして8月16日、復活を期して1軍マウンドに上がりましたが…。

公開日:2017.8.16

苦しむ虎の若きエース、2017年シーズンは不振続き

2017年4月5日デイリースポーツ紙面

 「阪神1-3ヤクルト」(4日、京セラドーム大阪)
 遺恨を残した一戦は、阪神・藤浪の乱調が引き金となった。200イニングを目標にした今季初登板。連敗阻止を託された一戦で、5回までに117球を要した。5安打2失点の結果以上に、9四死球や暴投もあった。

藤浪、大乱投 荒れすぎ8四球→畠山に死球 指揮官「ピッチングになってない」
3回、ヤクルトのバレンティン(手前左)に本塁打を浴びた藤浪(奥)=2017年4月4日

金本監督も怒気を含んだ。「ピッチングになってないね。ストライクが入らないんだから。どうしようもないね」

藤浪、大乱投 荒れすぎ8四球→畠山に死球 指揮官「ピッチングになってない」
2017年5月27日デイリースポーツ紙面

 「阪神2-5DeNA」(26日、甲子園球場)
 お得意さま相手に“魔の六回”を乗り越えられなかった。阪神先発の藤浪晋太郎投手(23)が0-0の六回に突如崩れた。1死一、三塁から投手の井納に先制適時打を浴びるなど3失点。自身のDeNA戦連勝は8で止まった。

藤浪“魔の六回”お得意様にも勝てず…阪神完敗で鯉と0差
6回途中、交代を告げられマウンドを降りる藤浪=2017年5月26日

 「技術のなさ、引き出しの少なさです」。最速154キロの直球を軸にカットボールで粘った。だが突然、制球を乱す悪癖の改善には至らなかった。

藤浪“魔の六回”お得意様にも勝てず…阪神完敗で鯉と0差

金本監督もついに決断…登録抹消、不振での降格はプロ初

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