阪神・ドラ3常深 新人王で名前刻む 全国で1000人の珍名 先発なら10勝以上、中継ぎなら30登板以上を目標に
阪神からドラフト3位で指名された、常深颯大投手(22)=大経大=が27日、大阪市内の同大で指名あいさつを受けた。手元の見えづらいフォームから最速149キロの直球と5種類の変化球を操る、兵庫県小野市出身の左腕。地元では珍しくないという名字だが、全国では約1000人だという。初見では正しく読まれないという「つねみ」の名を、1年目からの活躍で広めてみせる。
運命のドラフト会議から5日がたった。大経大で常深が笑顔で指名あいさつを受ける。畑山統括スカウトが「“つねみ”くんの出どころの…」と話し出した。その通り。「つねみ」と読むのだ。「初見でちゃんと呼ばれるの?いや、ないです。ジョウシン、ツネフカ、トコフカとかです」。かわいい顔で、何度も受けたであろう質問に優しく答えた。
デイリースポーツのデータベースでも常深関連の記事は約40個。その内、8割以上が常深颯大のものだ。チームには今朝丸や、過去には小豆畑と珍名は存在したが、正しく読まれないというのは大きな悩み。「そう(一発で)読まれるほどの活躍をしたいなと思います」。野球で結果を残すことが一番の近道だ。
漢字といえばSNSで、ドラフト指名後に色紙に「新人王」と書いた際、その漢字を間違えていると指摘があった。確かに「新」の「木」の部分が「十」になっている。「疲れちゃってて。自分でもちゃんと書いていると思っていたつもりが間違えてました。抜けてる部分は少しあるかもしれないです」。“失投”を認めたが、本来の姿は文武両道の優等生だという。
単位取得に必要な64科目中58科目が80得点以上で「優」の評価。平均得点は88点と学年成績で上位30位にも入っている。「やらないと気が済まないタイプ。真面目にはやっていたかなと思います」。後輩たちも常深の真面目さはお手本にしている。野球と学業に加え、吹田市の中華料理店「珉龍」では3年生まで週4回ほどバイトをし、お金を稼ぐ大変さも経験している。
1年目での目標は改めて「新人王」と力強く宣言した。先発なら10勝以上、中継ぎなら30登板以上と具体的な数字も描いている。「毎年1軍で活躍できるような、息の長い選手になりたい」。阪神ファン、そして全国の野球ファンへ、常深颯大の名前を刻み込む。
