阪神 明大・榊原を一本釣り成功 走攻守三拍子そろった“近本2世”「1年目から新人王とGG賞目指す」
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(22日、都内ホテル)
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が22日、東京都内のホテルで行われ、阪神はドラフト1位で榊原七斗外野手(22)=明大=の交渉権を獲得した。プロ1年目の目標に新人王とゴールデングラブ賞を掲げた。走攻守三拍子そろった近本2世が、甲子園のグラウンドを駆け回る。
自身の名前が呼ばれた瞬間、榊原は表情を変えなかった。「敬意を表すこともそうだし、生半可な気持ちではいけないと思うので、表情は変えないと決めてました」。ただ、仲間から祝福の声をかけられると、緊張から解放され、白い歯がこぼれた。
阪神にはぴったりと影が重なる選手がいる。同じ左投げ左打ちの近本だ。大学野球部のホームページでも、憧れの選手として名前を挙げている。榊原が中学生だった2018年度のドラフトで存在を知り、体のサイズとプレースタイルが重なる虎のリードオフマンを自然と追いかけるようになった。ここ最近では「成長につながると思った」と安打集や、守備の動画を見て、参考にしてきた。
これからは同じユニホームに袖を通し、ポジションを争う立場になる。「聞くだけだとダメだと思うので、しっかり見て吸収したい」と走攻守にまずは見て学ぶ。そして「外野ではセンターというポジションに一番魅力を感じている。少しでも近づいて、そして超えられるような選手になりたい」と意気込んだ。
兵庫県出身だが、野球は見るよりプレーする派だったこともあり、阪神戦の現地観戦経験は、ほぼ記憶にない。報徳学園時代は甲子園を目指したが、出場はかなわなかった。「初めて甲子園でプレーするので、楽しみな気持ち。本拠地としてできることを誇りに思ってやりたい。ファンの皆さんの声援に応えられるように頑張りたい」と聖地でのプレーに心躍らせた。
高校までは140キロ超えの直球を投げる投手としても活躍。いわゆる“二刀流”の選手だった。ただ、明大入学後から野手に専念。才能が花開き、大学3年から日本代表にも選出された。小柄ながら主に3番を務め、リーグ戦通算12本塁打とパンチ力も兼ね備える。「こんな自分になるとは想像もできなかった」と驚きの成長を遂げ、ドラフト1位という形でプロへの扉を開いた。
「甘い世界ではない」と前置きしつつ「1年目から試合に出て、新人王とゴールデングラブ賞を取りたい」と目標を語った榊原。北斗七星から名付けられた「七斗」という名前のように、プロの世界で最高の輝きを放つ。
◆今年のドラフトで明大からは榊原らが指名され、2010年からの連続指名選手輩出を17年に伸ばした。
【榊原七斗(さかきばら・ななと)】
◆生まれ 2004年7月15日生まれ。22歳。兵庫県高砂市出身。
◆家族構成 両親、兄
◆サイズ 173センチ、79キロ。
◆投打 左投げ左打ち。
◆遠投 110メートル
◆50メートル走 5.9秒
◆球歴 小学1年から曽根南野球部で野球を始め、中学では全播磨ヤングでプレー。報徳学園では高校通算15本塁打。明大では1年春からリーグ戦に出場
◆趣味 交代浴
◆好きな芸能人 しゃべくり007のメンバー
