阪神・村上 今年もCSファイナルS開幕投手へ「初戦を取れれば、チームの勢いつく」 ダルベック&牧両軍主砲警戒
阪神の村上頌樹投手(28)が14日のCSファイナルS第1戦で先発を任されることが9日、濃厚となった。藤川監督は「第一の門」と表現し、エースを“開幕投手”として送り出すことを示唆。23、25年でも初戦にマウンドへ上がり、いずれもチームを勝利に導いている。短期決戦において大事な1戦目を熟知した男が、日本シリーズ進出をたぐり寄せる。
選手会長がチームを代表して、記者会見に登壇した。責任感のある言葉でCSを勝ち抜く覚悟を示したが、本番でも大役を任されることになりそうだ。直近4年で3度目のファイナルS初戦の先発ヘ。「投げるのであれば初戦を取れれば、チームの勢いもつくと思う」。14日から始まる大事な戦いへ、グッと表情を引き締めた。
23年は岡田監督の下、広島相手に6回1失点の好投。昨年もDeNA打線に5回無失点で勝ち星こそつかなかったが、チームは勝利した。「向こうも勢いよく上がってくると思う。そこで勢いを止められれば、自分たちのペースでその後も臨めるんじゃないかなと思います」。2戦目以降には高橋や才木が控えるだけに、初戦に勝てばCS突破の可能性は高くなる。
藤川監督も「第一の門」と村上を表現し、相手の大きな壁になることを強調した。リーグ王者として、直近2度のCSファイナルSは3連勝で日本シリーズ進出。「それが一番ベストだと思う」と右腕。ただ、今年は最終盤まで巨人との激戦が続き、簡単に勝てないことは理解している。
そこで、警戒する選手として挙げたのが、両軍の主砲。巨人は今季、苦戦を強いられてきたダルベック。DeNAは同学年の牧だ。牧については「乗せてしまうとチーム自体も勢いよくなって、本当に厳しい戦いになる」と分析。ライバル球団の助っ人については「阪神戦で打たれている印象もある」と語った。
実際に牧は阪神戦で打率・349とセ対戦別トップ。ダルベックには同最多の9本塁打を浴びていて、村上も3被弾と分が悪い。「甲子園は広いですけど、その中でも打てる力は持っている。本当に丁寧に投げていきたい」。細心の注意を払って、ゼロを並べたい。
間違いなく、相手は勢いを持って乗り込んでくる。東京ドームでの結果は操れない。決戦まで4日。「しっかり準備をして臨みたい」。王者として、甲子園でどっしりと待ち受ける。
