【西山秀二氏の眼】気になった阪神・伊藤将ら必要な選手たちがアピールできなかったこと 神宮、岡留も 短期決戦で怖いのは四球で余計な走者出すこと

 「DeNA2-1阪神」(4日、横浜スタジアム)

 阪神は2安打1得点でDeNAにサヨナラ負けを喫した。1-1の延長11回に工藤がエンカーナシオンに右前へのサヨナラ打を浴び今季初黒星。先発・伊藤将は初回に佐野に先制の右前適時打を許したが5回4安打1失点。打線は四回に大山が左越えに同点適時二塁打を放った。チームは前日3日に優勝を決めたが、深夜までビールかけやテレビ出演などが続いた。デイリースポーツ評論家の西山秀二氏は「先発の伊藤将をはじめ、アピールが必要な選手たちができなかったことが気になった」と指摘した。

  ◇  ◇

 優勝翌日の試合を阪神がサヨナラ負けで落とした。打たれた工藤への信頼が揺らぐことはないが、先発の伊藤将をはじめ、アピールが必要な選手たちができなかったことが気になった。

 伊藤将はクライマックスシリーズ、その先の日本シリーズに向けて、村上、才木、高橋、大竹に続く第5の先発として期待される存在だが、この日は5回を4安打1失点。数字だけを見れば先発の責任を果たしているが、投球内容については合格かと言われたら言えないのではないか。細かいコントロールが物足りなかったし、左打者に苦労していた。

 六回以降に登板した神宮、岡留らも結果的には無失点投球だったが、いずれもヒットを許して得点圏に走者を進めるなど絶対的な投球を見せることができなかった。

 短期決戦で怖いのは四球で余計な走者を出すこと。絶対的なコントロールのない人を使うのは怖いものだ。

 信頼を勝ち取ってない人は優勝決定後の残り試合で光るものを見せてアピールするしかない。そうしなければポストシーズンでベンチに入ることはできない。

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