阪神連覇の立役者“ハルトラ”バッテリー 伏見寅威「おかげで試合出れている」高橋遥人「めっちゃ引き出してくれる」語った全幅の信頼関係

 ポーズを決める高橋(左)と伏見(撮影・西田忠信)
 伏見と対談する高橋(撮影・西田忠信)
 高橋と対談すする伏見(撮影・西田忠信)
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 阪神の高橋遥人投手(30)、伏見寅威捕手(36)のハルトラバッテリーが特別対談を行った。シーズン序盤から4完封を成し遂げ、チームの躍進に貢献。ベストゲームや2人の素顔などについて赤裸々に語り合った。

  ◇  ◇

 -バッテリーを組む前と後で印象の変化は。

 高橋「オリックスと日本ハムの、寅威さんしか分からなかったんで、チームカラー的にもめっちゃ明るい、陽キャなイメージだった。僕はあんまりそういう感じではなかったんで、正直、年齢も上だし、話、合うのかなみたいな(笑)」

 伏見「知らなかったでしょ、俺のこと(笑)」

 高橋「知ってました!」

 (続けて)

 「沖縄(キャンプ)の時に、オフの日に練習行った時に、ちょうどタクシーで行き帰り一緒に行かせてもらって、話しやすい人だなと」

 伏見「えげつない球を投げてるなという印象はありましたね。でも、しゃべったことももちろんないから、どっちかというと怖い人なのかなと。あんまり感情が出ないタイプで、むすっとしてる感じなのかなという第一印象はあったかな。実際に阪神入ってみて、それこそ遥人が言ったように、休みの日に一緒にタクシー乗って『休み何してたの』って聞いたらすごいバーってしゃべってくれた。意外としゃべる人なんだみたいな。めっちゃおもろいやんみたいな感じで、僕もしゃべりやすいですし、印象は結構変わりました」

 -お互いにとってベストゲーム、また悔しかった試合は。

 高橋「悔しかったなという試合は8月5日のDeNA戦(横浜)。悔しいというか、印象には残っている試合はそれかなと。ベストゲームは、うまくいく時はなんかスイスイ行っちゃって、意外に印象に残っていなくて…。5イニングしか投げられなかったけど一回、打たれた後の8月23日のDeNA戦(横浜)で試合を作れたのは、頑張ったなと思えたかな」

 伏見「僕も遥人と組んで一番、打たれたのが8月5日のDeNA戦の時だったから、あの日は2人で組んだ中でも悔しいという思いがある試合。やっぱり抑えた時はうれしいから、全部が思い入れある試合なんだけど、最初の3月28日の巨人戦(東京ド)の完封は自分にとっても(阪神で)初めて出る試合だったし、遥人も開幕からローテーションを初めて回るという状態で、1試合目に結果出せたというのはすごくうれしいし、思い出に残っている」

 -話は変わって。2人なら森下と佐藤輝はどう抑える。

 高橋「いやぁ内に行きまくるしかない(笑)。テルはベースから離れてるからあれですけど、翔太がすごい(死球が)当たる理由は分かる。そういう攻めに絶対になるかな」

 伏見「まぁ、それしかないかもね。飛び抜けているからね」

 -味方でよかったと。

 伏見「今3チーム目で、必ずそういう選手がいる。オリックスにもいい選手がいて、(日本ハムに移籍して)山本由伸とも勝負したし。本当に味方でよかったんだなと改めて思った。日本ハムも実際に今回の交流戦でやった時に打線強いなと思った。今もタイガースで試合してる時に翔太(森下)とテル(佐藤)があんだけ大暴れして、その後ろに大山がいる。これ、どうやって抑えるんだろうなといつも思うし、そういう意味では本当に心強い」

 -高橋も心強い。

 伏見「本当に遥人のおかげで俺は試合に出られているから」

 高橋「そんなことないですよ!いやいや。寅威さん。もういいっすよ」

 -高橋のすごさとは。

 伏見「最初、投げては完封とか、あんな経験今までないので。大体1年間通して同じピッチャーと組んで、完封が1回か2回あるかないかみたいなことなのに、最初4完封くらいしたよね」

 高橋「まあ、あれっきりですけどね。めっちゃ引き出してくれます。ありがたいです」

 -引き出してくれるところとは。

 高橋「入団してきた時に、前年の試合全部見てきたみたいなことを言ってて、この人すげえなと思った。そういうのを踏まえて根拠のある攻めをしてくれる。さっき伏見さん、あっ寅威さんが(伏見が『あれ?』一同笑う)1戦目がいい試合だったというのもあるんですけど、もっと言うとキャンプの初戦めっちゃ緊張していたんです、僕。その時に、前も組んだことあるような感じでいろいろなボールを出してくれた。確かに去年のやつ全部見ているんだなと感じた試合でしたね」

 伏見「実際に、それを思ってくれてたんだなと。全然、感じない人もいるからね。最初からそんなふうに感じてたんだって、それはすごくうれしいですね」

 -改めて、すごいなと思うところは。

 高橋「少し言いづらいことでも言ってくれてる。本当に気にしてくれてなきゃ言ってくれないだろうなということを、僕とかだったら流すというか…。寅威さんはそれを、言ってくれてる印象がすごく好きだし、カッコいいなと思います」

 伏見「言ってるかな?帽子デカいとか?」

 高橋「そうです(笑)。帽子がデカいとか、移動をもう少し早くしたほうがいいぞ、とか」

 -最後に2人のこれからの目標は。

 高橋「最後まで投げた時は、グラウンドで2人で最初に喜べる。それって最後に投げてなきゃ味わえない感情なので。もう一回とは言わず、それができたらいいなと思います」

 伏見「遥人が言っている通り、投げた試合は最後まで投げ切って、2人でハイタッチしたいという思いもあります。遥人はまだまだ無限の力を持っているというか、ここから遥人の野球人生がもっとグンッと来るんじゃないかと思っています。もうタイトル総ナメするぐらいの活躍を、今年もそうですし、来年以降もやってほしいです」

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