阪神M1 佐藤輝が打って連覇決める 王手でも“普段着野球”継続「『勝つ』今までずっとやってきたこと」

 阪神は2日、甲子園で全体練習を行い、3日の広島戦(マツダ)へ向けて移動した。この日、巨人が敗れ、優勝マジックは「1」となった。3日に勝つか引き分け、負けても巨人が敗れれば、2リーグ制以降では球団初となる連覇が決定する一戦。佐藤輝明内野手(27)は平常心を保つことを強調した。4番の一振りで、歓喜の瞬間を導く。

 5時間5分の死闘から一夜明け、聖地には静かなる闘志が充満していた。目の前の1勝を一丸でつかみにいく-。そんな思いを、ここまで138試合積み重ねてきた。悲願達成がかかる一戦であっても、それは同じ。佐藤輝は室内練習場へとつながる通路を歩きながら、“普段着野球”に努めると強調した。

 「もちろん、みんな意識するし、それはしょうがないと思うので、それも受け入れつつ。『勝つ』というのは、今までずっとやってきたことなので、いつも通りとはいかないかもしれないですけど、できるだけ、そういう気持ちでできるようにいきたい」

 頂点へたどり着いた日には、背番号8の快音が響いている。18年ぶりのリーグ制覇を成し遂げた2023年9月14日・巨人戦(甲子園)では、新人から3年連続となる20号をバックスクリーンへとたたき込み、歓喜の瞬間を引き寄せた。2年ぶりVを果たした昨年9月7日・広島戦(甲子園)では、得点にこそ絡まなかったが、第3打席で右中間への二塁打をマーク。今年もそのバットで、チームを勢いづけたいところだ。

 相手先発の森下に対しては、今季9打数3安打の打率・333と結果を残している。5月16日の対戦では、バックスクリーン左へ今季11号ソロを放り込んだ。好相性の投手に対して周囲の期待も高まる中、「しっかり準備して臨みたい」と万全を整えて向かっていく。

 1日には、今季レギュラーシーズン最後となる巨人との直接対決を、延長十二回の末に引き分けて優勝へのマジックナンバーを「2」とした。4番は、0-0の三回1死一塁から三塁線を破る二塁打を記録。得点にはつながらなかったものの、球団史上4人目のシーズン40二塁打を達成した。すでにリーグトップ38号を放っている主砲は、NPB史上初となる40本塁打&40二塁打の偉業達成も可能性十分。「長打が出ているということなんで良いんじゃないですか」と勢いそのままに、力強くゴールテープを切る。

 この日は屋外ではなく室内で打撃練習を行い調整。巨人が敗れ優勝マジックはついに「1」になった。「しっかり準備すれば、あとはやるだけなので」。2年続けての頂へ、「勝つ」。それだけだ。

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