阪神・高橋遥人 得意のヤクルト戦でVへ加速 今季カード3戦3勝の好相性 03年井川以来の16勝目へ
「阪神(降雨中止)ヤクルト」(29日、甲子園球場)
阪神の高橋遥人投手(30)が、30日のヤクルト戦(甲子園)に16勝目を目指し先発する。今季4試合に登板し、3勝負けなしと、好相性の相手。2週続けての対戦になるが、問題ない。抜群の安定感を誇るチームの勝ち頭が、連覇へのカウントダウンを進める。
ツバメキラーが9月のラストゲームを白星で締めくくる。高橋は来たる本拠地での登板へ、黙々と準備を進めた。
前回登板23日は、自身5年ぶりの中5日で6回1失点と好投。15勝目を挙げた。今季は対ヤクルト戦4試合に登板し、3勝負けなし。防御率1・32と好相性を誇る。それでも「全体的に若い(選手が多い)ので、勢いづかないように、一人一人をきっちり抑えたい」と気を引き締める。エース奥川と2週続けてのマッチアップにも「自分の投球をしたい」と平常心で臨む。
勝てば16勝目で、2003年の井川慶以来23年ぶりとなる。すでに最多勝と最高勝率のタイトルは手中に収める中で、防御率も現在1・97。チームメートの村上と、0・12差の2位につけている。「村上が最強」と謙遜するが、投手3冠も視野に捉える左腕は、スコアボードにゼロを並べ続ける。
チームは優勝へ刻一刻と迫る。一方で、2位の巨人も1・5差と懸命に食らいついてくる。プレッシャーのかかるマウンドになるが「メンタルはブレても、技術はブレなければ大丈夫だと考えている。自分のパフォーマンスを発揮できるようにしたい」と自らの仕事に集中している。藤川監督も「今までどおりやってくれれば、いいと思います」と揺るぎない信頼を口にした。
また、この日は西勇の引退会見に、他の投手陣とともにサプライズで登場。尊敬していた先輩を笑顔で送り出した。「西さんもそうだし、いろんな人のために、みんなが喜んでくれるよう、しっかり結果につなげたい」。左腕は多くの思いを背に、全力で腕を振る覚悟だ。
降りやまない雨の影響もあり、室内練習場での最終調整。キャッチボールにダッシュなどで汗を流した。チームの勝ち頭が、気迫のこもった投球で、優勝へ向けてまた一歩、前進させる。
