阪神・佐藤輝 キャリアハイ102打点超えあと「3」 甲子園3連戦3連勝でV決定「頑張るだけです」
降りやまない雨。湿っぽい空気に包まれた室内練習場で、乾いた打球音が心地よく響き渡った。阪神の佐藤輝明内野手(27)が28日、目前に迫る打点のキャリアハイ更新を誓った。リーグトップのポイントゲッターが、勝利をたぐり寄せる得点をたたき出していく。
26日のDeNA戦(横浜)で37号ソロを放ち、2年連続でのシーズン100打点に到達。昨季の102打点が最高で、残り7試合でのキャリアハイ更新の可能性は、かなり高い。昨季3桁の大台を達成した際には「もっと高みを目指して頑張りたい」と話していた男にとって、一つの通過点となりそうだ。
優勝争いのまっただ中ということもあり、「チームのために。勝てるように頑張りたいと思います」と個人よりもチーム最優先を明言。ただ、主砲の一打が勝利へ直結することは、数字が物語っている。今季、佐藤輝が打点を挙げた試合は57試合で45勝12敗と大きく勝ち越している。4番が打てば勝利に近づく。それが今の阪神だ。
優勝へのマジックナンバーは「4」。29日からの甲子園3連戦で3連勝すれば、自力でその数を減らすことができる。本拠地での2年連続の胴上げに、大きな期待はかかるが、目の前の一戦に集中している。「もちろん(決めたい思いは)ありますけど。頑張るだけです。それだけです」と表情を引き締めた。
この日は甲子園で行われた全体練習に参加。雨のため、室内練習場での調整となったが、元気な姿を見せた。先週は7連戦に加え、敵地での雨中の激戦など、ハードなゲームが続いた。ここ2日間は試合がなかったこともあり、多少リフレッシュの時間を得られた様子。笑顔も多く、いい緊張感で汗を流すことができた。
頼れる主砲に死角はない。佐藤輝のバットが聖地で火を噴き、チームをリーグの頂点へ導いていく。
