阪神・高寺「ちょっと宇宙人」が今や“ジョーカー” 野生の本能だけでは成り立たない今季の活躍理由
「ヤクルト7-9阪神」(22日、神宮球場)
同点の延長十一回、無死一塁から阪神・高寺望夢内野手(23)が右翼へ決勝の3号2ラン。最大4点のリードを追い付かれるも、2試合連続の延長戦を制して3連勝。2位の巨人が敗れたため、優勝へのマジックナンバーは二つ減って「8」となった。最短優勝は変わらず9月29日。勢いに乗って、一気に突き進む。
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藤川監督に「ちょっと宇宙人」と称され、ナインからは「天才」と言われることもある。何を考えているのかわからない時があるのは事実だ。ただ、今季の活躍は野生の本能だけでは成り立たない。“MVP級”だと複数の選手が認め、キャプテンの坂本は理由を明確に示していた。
「一番試合に出てた人がいなくなったところで出て、ずっと試合に出ている人がコンディションが悪いって言ったら、セカンドを守って。その人が帰ってきたら、レフトで競争でしょ。一番しんどいんじゃない?」
今年の高寺は“ジョーカー”としての役割を全うした。近本の骨折離脱中は中堅で奮闘。中野のコンディション不良時には二塁を懸命に守った。そして前川や福島、立石らとの定位置争いにも堂々と参加。この日も前川のコンディションが万全ではなく、緊急起用だった。
ソフトバンクでも牧原大がかつて「ジョーカー」と呼ばれていた。高寺本人は「牧原さんはすごいですよね。あそこまでは…」と謙遜していたが、虎のジョーカーになっている。(デイリースポーツ阪神担当・今西大翔)
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