阪神・大山 4安打2打点「分かっていた」九回佐藤輝四球後にダメ押し打 通算700打点にあと「4」
「ヤクルト4-7阪神」(3日、神宮球場)
一丸でつないだ勝利へのバトン。ウイニングボールをつかんだ阪神・大山悠輔内野手は、ようやく笑みをこぼした。球界屈指の4番の躍動に欠かせぬ存在。2023年5月3日・中日戦以来、自身7度目の4安打で優勝へのカウントダウンをまた一つ減らした。
価値ある一撃だった。2点リードの九回だ。2死一塁から前を打つ佐藤輝は敬遠気味の四球。「目の前に日本で一番の打者だと思っている輝明がいるので、僕で勝負されるのも分かっていた」と準備はできていた。リランソの代わりばな、初球156キロを捉えて中前適時打をマーク。再びリードを3点に広げた。
6-1の五回に自身の失策がきっかけで3点差に詰め寄られただけに「僕のエラーで流れが悪くなったのもあるので、最後の1点は何としても取りたかった」と大山。とはいえ、打線を活気づけるのに5番のバットが欠かせなかった。
初回に佐藤輝が先制打を放ち、なおも1死一、三塁。ルーキー左腕・増居の外角低め直球を捉え、右前適時打を放った。「やっぱり1点でも多くっていうのはある」と試合を優位に進めるための貴重な一打に。佐藤輝が33号ソロを放った三回には、あとわずかで本塁打という右翼フェンス直撃の二塁打で続いた。
五回に再び後輩が一発を放つと、自身も今季6度目の猛打賞となる一打を左中間へ。さらに相手守備の隙をついて二塁を陥れた(記録は二塁打)。「そこは、いつもやっているところなので」。貫き続ける凡事徹底の姿勢も、チームを鼓舞している。「いろんなカバーをしてもらったり、みんなに感謝して、また頑張りたい」。通算700打点まであと4とした謙虚な主砲が、どっしりと猛虎を支える。
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