阪神・森下 復帰後初タイムリー さすが2点打で守りのミス挽回 打点2位タイ浮上

 「ヤクルト5-3阪神」(2日、神宮球場)

 一塁上でグッと右拳を握った。阪神・森下が、死球による「左前腕部の打撲」から復帰後初となるタイムリー。敗戦の中でも別格の勝負強さを示した。

 0-4の三回、2死満塁で巡ってきた第2打席。山野に対して8球粘り、フルカウントからの外角低めワンシームを右前に運び、2者を生還させた。試合前時点で今季9打数1安打2三振と抑え込まれていた左腕から、シーズン72打点目をマークし、巨人・ダルベックと並びリーグ2位タイに再浮上。チームも6月23日の三回から無失点に封じられていた難敵だったが、15イニングぶりの得点をもたらした。

 守備のミスを挽回する一打だった。直前の二回2死満塁。西村が詰まりながらも右前に運んだ打球に対し、前進してワンバウンドで捕球しにいったが、人工芝で高く跳ねて後逸。走者一掃の3点適時打を献上した。

 それだけに「打てて良かったです」と森下。ただ、その表情は晴れないままだった。

 緊張が走ったのは、3点を追う六回1死の第3打席。カウント2-2から外角カーブを見送り、見逃し三振に倒れた。この判定に不満そうな態度を示した森下に、深谷球審が詰め寄る場面が。次打者の佐藤輝が間に入り事態は収束したが、場内は一時騒然となった。

 試合後は言葉数が少ないながらも「頑張ります」と切り替えを強調した背番号1。良い時も悪い時も、目の前の一戦に全力を尽くすだけだ。

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