阪神・立石 延長十回プロ初サヨナラ打 聖地で躍動3安打 直近5試合は22打数12安打、打率・545

 「ファーム・交流戦、阪神4-3日本ハム」(1日、甲子園球場)

 聖地の歓声と一塁側ベンチから飛び出してくるナイン。1軍さながらの光景だ。阪神・立石はもみくちゃにされながら木浪に水を浴びせられ、手荒い祝福を受けた。やはり「持ってる男」だ。“プロ初サヨナラ打”を含み5打数3安打。5試合連続安打と大暴れだった。

 タイブレークの同点延長十回2死満塁。勝敗の行方は立石に託された。3球目が脚への自打球となり、痛がるルーキーに心配のまなざしが向けられたが、杞憂(きゆう)だった。6球目の内角直球を詰まりながら前に飛ばすと、「落ちてくれ」と願った。打球は懸命に追う二塁手のグラブをかすめ、右翼の芝で弾んだ。「なんとも言えない打球だった」と苦笑いで振り返ったが、執念の打席だった。直近5試合は22打数12安打で打率・545とすさまじいペースで復調している。

 甲子園では1軍通算50打数5安打、打率・100と苦しんでいたが、悪いイメージを払拭するかのような活躍だった。「シーズンでは甲子園で当たり前にプレーできるわけじゃない」。準備はできた。次は1軍の試合で、聖地で、この景色を再現してみせる。

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