阪神・佐藤輝 キング森下に並んだ31号 8戦ぶり“三冠弾”「入ってくれて良かった」孤軍奮闘の高橋を援護
「ヤクルト2-6阪神」(1日、神宮球場)
これでいくのか、越えるのか。また阪神・佐藤輝が驚きの一発を放り込んだ。「いい感じで捉えられたので、入ってくれて良かった」。左中間へ飛距離119・8メートルの31号2ラン。孤軍奮闘だった高橋を援護し、マジックナンバーの減少に貢献した。
1点リードの六回1死一塁。吉村の初球フォークを拾うようにすくい上げた。中堅の岩田も全力で追いかけるが、なかなか白球が落ちてこない。最後はフェンスをよじ登ろうとする中堅手の頭をはるかに越え、虎党の待つスタンドへ着弾した。「追加点が欲しいところで打てたので良かった」。相手バッテリーをぼうぜんとさせ、自軍を歓喜の渦に巻き込んだ。
1、2打席目も紙一重の内容だった。いずれも飛球で打ち取られたが、一流選手にしか分からないような、わずかなズレに見えた。見事な修正能力で3打席目に快音。「それ(修正)はいつもやっていることなんで、うまくいって良かった」。8月30日に連続安打が7試合で止まったが、9月にリスタートを切った。
本塁打は8月21日のDeNA戦(横浜)以来、8試合ぶり。高いレベルでホームランキング争いを繰り広げる、森下と31本で再び並んだ。これで打率・320、86打点と三冠王にも躍り出た。さらに141安打で最多安打、・400で最高出塁率と、このままいけば打撃タイトルを総なめする勢いだ。
8月は打率・330、8本塁打、18打点の成績を残したが、9月もめっぽう強い。2024年は打率3割超え。23年は打率・344で7本塁打と同年の月別で最高成績を収めた。今年も初戦からアーチを描き、勝負のセプテンバーに大暴れの予感が漂っている。
チームも5連勝でマジックを一つ減らして「20」とした。ただ、全く気に留めない。「全然」と手を横に振り、ファンの声援に応えながらクラブハウスへと向かった。やることをやれば、自然と減っていくもの。虎の4番が打ち続ければ、「連覇」の2文字がおのずと見えてくる。
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