阪神・浜田 移籍後初アーチ ヒーローインタビューかみまくり「苦手」「これからも打てるように」

 「中日1-3阪神」(16日、バンテリンドーム)

 会心の一振りだった。阪神・浜田太貴外野手は高々と舞い上がった白球を見つめながら、ゆっくりと走り出した。「感触は良かったので、入るかなと。うれしいです」。待ちに待った、移籍後初アーチが飛び出した。

 1点リードで迎えた八回、先頭に代打で登場。牧野の変化球を完璧に捉えた。打球は左翼ウイング席に突き刺さる1号ソロ。ロースコアの接戦で貴重な追加点をもたらした。ベンチに戻ると、普段はクールな男が、笑顔で仲間とハイタッチを交わした。

 開幕から右の代打として、主に起用されてきたが、試合前の時点で代打成績は9打数無安打6三振。「打ちたい、打ちたいが強かった」と自然と焦りが出ていた。ファームの期間もあり、苦しんだが、考えをシンプルに。「最近感覚は悪くなかった」と自信を持って臨めている。

 今季現役ドラフトで加入。人見知りの性格もあり、当初は「不安」という言葉をよく口にしていた。それでも声をかけてくれた、森下や小幡ら同学年の存在が大きかった。そのおかげもあり、今ではすっかりチームになじんでいる。

 ヒーローインタビューは、苦手ということもあり、かみまくり。「無理ですね」と照れくさそうに笑った。「まだまだ全然打ててないんで、これからも打てるように頑張ります」。期待の大砲はこの一本をきっかけに、上昇気流に乗っていく。

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