阪神・大山 佐藤輝に続いた2者連弾 12戦ぶり12号「すごい良い打ち方ができました」

 「阪神3-0ヤクルト」(12日、甲子園球場)

 聖地の興奮が冷めやらぬうちに、快音が響いた。再び揺れるマンモス。阪神・大山悠輔内野手が、ゆっくりと走り出す。「目の前で輝明(佐藤)が先取点を取ってくれたので3点目を取りに行こうと」。勝利をぐっと近づける今季12号。ベンチへ戻ると、アベックアーチをかけた後輩とともに控えめな“マッスルポーズ”を披露した。

 佐藤輝の先制2ランが飛び出した直後、七回1死で迎えた第3打席だ。カウント1-1から、浮いたフォークを一閃(いっせん)した。打球速度172キロの鮮烈な一撃は、勢いよく左中間席へ。6月23日・ヤクルト戦(甲子園)以来12試合ぶりのアーチで、貴重な追加点を奪った。“OS砲”そろっての一発は4月11日・中日戦(バンテリン)以来、今季2度目だ。

 前夜は左中間への大飛球をフェンス手前で好捕される場面もあった。それだけに「すごい良い打ち方ができました。昨日、手前で捕られてしまった悔しさもあったので、あそこに打てたっていうのが一つ、自分にとって大きい」と手応えを明かした主砲。チームにとっても自身にとっても価値ある一本で、工藤のプロ初勝利もアシストした。

 「数字(球速)を見てもすごい」と剛腕をたたえつつ「工藤だけじゃなく、投手陣全員が粘り強く投げてくれているので、何とか助けられるようにと思っています。なかなかかみ合わない時もありますけど、カバーし合いながらやりたい」と大山。一丸で連覇を狙う猛虎を、どっしりと支える。

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