阪神・才木 巨人戦10連勝!金田、星野に並んだ 収穫の今季初ビジター0封「すごく良かった」再び首位浮上

 「巨人1-4阪神」(8日、東京ドーム)

 阪神が首位攻防2戦目で勝利し、再び首位タイに浮上した。阪神の先発・才木浩人投手(27)が7回5安打無失点で6勝目。巨人戦10連勝で、自身が持つ球団記録を更新しただけでなく、金田正一や星野仙一らに並ぶNPB歴代2位タイとなった。前日の逆転負けを払拭する快勝で、9日にカード勝ち越しを狙う。

 緊張の糸をほどくと、才木は笑顔で勝者の列に加わった。虎戦士である以上、負けられない相手がいる。初夏の首位攻防第2ラウンド。ピンチの連続でも、簡単には崩れない。宿敵・巨人に10連勝。太い柱に成長した27歳が、金字塔を打ち立てた。「ピンチの時に押しながら行けた。三振も取れていたし、良かったと思う」。7回5安打無失点で5月24日以来、6戦ぶりの6勝目。久々の白星の味を、かみしめた。

 三者凡退は六回だけ。二回と六回以外は得点圏に走者を背負ったが、本塁は踏ませない。二塁打を3本許したが、いずれも直後の打者を三振。計8奪三振で、流れを止めた。「『またセカンドにランナーおるな』と思ってましたけどね。でも1死二塁で三振を1個絡めて2死にしたり、ピンチでしっかり切れた」と自身の粘りに及第点の評価を与えた。

 相手クリーンアップを無安打に封じて仕事をさせず、最速は154キロ。決め球のフォークでバットの空を切らせる場面も目立った。今季、ビジターゲームでの無失点投球は初。「ピッチングとしては、すごく良かったなと思います」と101球の収穫を持ち帰った。

 24年7月30日から始まった巨人戦の連勝街道。10連勝は自身の球団記録を更新し、NPB史上では金田正一(国鉄)、星野仙一(中日)、山内泰幸(広島)に並ぶ歴代2位タイに名を刻んだ。「勝てているのはいいことだと思う。(味方に)打ってもらっているっておかげなんでアレですけど、そこはしっかり継続して」と新たな原動力に還元していく構えだ。

 思い返せばプロ初勝利も巨人戦。2018年5月27日(甲子園)の一戦で6回を無失点にまとめた。当時19歳。月日が流れても「個人的にはやっぱり初勝利の時とかは、すごく印象に残る」と記憶は鮮明に焼き付いている。「阪神ファンの方は巨人戦の時、すごく気合が入っているので毎回『すごいな』と思いながら投げてます」。肌で感じる伝統の一戦の熱気。勝利を使命に、これからも宿敵に立ちはだかる。

 チームは一日で同率首位に浮上。「ここから、どんどん乗っていかないといけないところ。しっかり自分も一緒に乗っていけるように」と才木。無敵の巨人キラーが、夏場の戦いを熱くさせる。

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