阪神緊急補強!新助っ人セベリーノ 160キロ左腕が球宴明けにも昇格 鉄壁救援陣形成へ

 阪神は29日、新外国人選手としてアンダーソン・セベリーノ投手(31)=前メッツ3A=と契約締結したと発表した。単年契約で年俸35万ドル(約5700万円)、背番号は「97」。近日中に来日予定で球宴明けにも1軍昇格が見込まれる。160キロ近い速球が武器の左腕で、球団は勝ちパターンの一角を担う役割に期待。新助っ人が救援陣強化の一助となる。

 大きな期待を背負い、タテジマのユニホームに袖を通す。セベリーノは球団を通じ「私の人生の新しい章の始まりが、とても待ち遠しいです」と新天地での躍動に気持ちを高ぶらせた。

 シーズン中での緊急補強。竹内球団副本部長はかねて藤川監督と話し合いを進めており「(現状として)左投手の方がちょっと不安を抱えているかな、というところがありましたので、そちらを優先させていただいたということです」と経緯を説明した。

 ドミニカ共和国出身のセベリーノは2013年にヤンキースと契約してプロ入り。20年にホワイトソックスとマイナー契約を結び、22年にメジャーデビューを果たした。メジャー通算6試合で0勝0敗、防御率6・14ながら、奪三振率は11・00と高い数字を残した。

 マイナー通算は182試合で17勝21敗10セーブ、防御率4・34。今季はメッツ傘下3Aで18試合に登板し、2勝0敗5セーブ、防御率1・31だった。現地時間5月30日にメッツからDFAとなり、メジャー登録40人枠から外れていた。

 ダイナミックなフォームから投じる速球は160キロに迫るリリーバー。同副本部長は「ストレートが一番、主武器になると思います。もちろん変化球もありますが、まずは真っすぐで相手を圧倒してもらいたい」と長所を挙げた。クイックやフィールディングなども及第点で「勝ちパターンに入ってくれたら」と勝利の方程式を支える一人として躍動する姿を描く。

 チームはここまで69試合を戦って、貯金6の2位。その一方、ブルペン陣の強化は課題となっている。石井はキャンプ中に離脱し、新外国人のモレッタと桐敷は2軍調整中。湯浅も交流戦期間中に右足首を捻挫して戦列を離れており、及川もここまで防御率5・17。工藤、木下らが台頭する中でセベリーノが加われば、層は厚くなり、ブルペン陣は強固さを増す。

 近日中に来日予定。ファームでの実戦登板を挟み、7月下旬の球宴明けにも1軍昇格が見込まれる。「素晴らしいファンの皆さんの前でプレーし、素晴らしい日本の文化にも触れ、昨年に続いての優勝を勝ち取るために、全力でプレーします。アリガトウゴザイマス!!」と決意を述べたセベリーノ。フル回転で、後半戦のキーマンとなる。

 ◆アンダーソン・セベリーノ(Anderson Severino)1994年9月17日生まれ、ドミニカ共和国サンドドミンゴ出身。31歳。178センチ、86キロ。左投げ左打ち。13年にヤンキースと契約し米球界入り。メジャー登板はホワイトソックスでの22年のみで、6試合0勝0敗0S、防御率6・14。マイナー通算182試合17勝21敗10S、防御率4・34。

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