阪神・粟井球団社長 何度も繰り返した「役割」 ファンと一体になってチームを支えること【取材後記】

 阪神の粟井一夫球団社長(61)が22日までにデイリースポーツのインタビューに応じた。2リーグ制以降では球団初となる連覇を目指す猛虎。藤川球児監督(45)は若手を積極起用しながら首位争いを演じ「育てながら勝つ」を実践している。一方で球団は事業で得た収益をチームの育成、強化にも還元し「稼ぎながら勝つ」という好循環を確立。常勝チームとして創設100周年に向かう球団トップが、自らの経営理念を語った。

   ◇  ◇

 粟井球団社長は「役割」という言葉を何度も繰り返した。試合に臨む選手たちに役割があるように、球団で働く一人一人にも役割がある。それを果たすことで、タイガースという組織として相乗効果が発揮されると強調した。

 経営者としての「役割」の一つが「稼ぐ」ことだろう。粟井社長は1998年から野球ビジネスに携わってきた。当時は「暗黒時代」で観客動員数も落ち込み、チームに投資する余力もなかった。

 今は違う。毎試合ファンが甲子園を埋め尽くすことで収益が増え、育成や強化に資金を回すことができる。その結果チームが強くなり、観客が増えてさらに収益も増えるという好循環が生まれている。

 粟井社長はそのサイクルの一端を担うファンへの感謝も重ねた。「稼ぐ」ということは、ファンと一体になってチームを支えることだと感じた。(デイリースポーツ・山本直弘)

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