阪神・今朝丸が初昇格 2年目右腕ついに 藤川監督「複数イニングを投げられる投手が必要」ロングリリーフで起用へ
阪神は18日、一部の主力選手を除き甲子園で指名練習を行った。藤川球児監督(45)はリーグ戦再開初戦となる19日・DeNA戦(横浜)から、2年目の今朝丸裕喜投手(20)を1軍初昇格させると明言。ロングリリーフで起用するプランを語った。また、補強を敢行する他球団の動向にも触れ、現有戦力をレベルアップさせる重要性にも言及した。
快晴の空の下、汗を流す選手たちの動きをじっくり見守った。いよいよ19日からリーグ戦再開のゴングが鳴る。同一リーグとの戦いを翌日に控えて、藤川監督は新たな一手を打った。「今朝丸を1軍に。あしたから1軍で戦ってもらいます」とプロ入り初昇格となる若虎に期待を寄せた。
今朝丸は16日・楽天戦の試合前練習に合流し、1軍本隊とともに調整を続けてきた。「複数イニングを投げられる投手が必要」という判断から、ロングリリーフとしてブルペンに待機させる。
今季の右腕は2軍で11試合に登板。そのうち9試合が先発で3勝2敗、防御率2・95と及第点の内容を示していた。2軍では体づくりとフォーム固めに注力。本人は「どんな場面でも、任されたところで自分の投球ができたら。前向きな気持ちで今、自分ができることを精いっぱいやりたいという思い」と謙虚に意気込んだ。
交流戦期間中、中継ぎでは工藤や木下らが存在感を示した。指揮官は「ブルペンコーチからしても工藤、木下というところが勝負を見込んでいける、勝負をかけたいと思っているでしょうから。今朝丸を入れて、また向かっていくことになりました」と説明した。
チームを束ねる立場として土台にあるのは、現有戦力の底上げ。他球団では巨人が元中日の小笠原を獲得。シーズン後半を見据えて、足りないピースを補い始めている球団もある。藤川監督は「戦い方もチームそれぞれ」と前置きした上で「今いる選手たちの力を一日も早く引き上げるというのも、チームにとって7、8、9月に大きく力になるケースもある」と自身の考えを述べた。
昨秋キャンプから取り組んだのは個々の成長。進むスピードに違いはあれど、選手それぞれが自分を磨いてきた。「現場を預かる監督としては今いる戦力、選手たちの力を引き上げるために今日も練習している。最大70人という組織の中で、選手たちに前向きにプレーさせるのが僕の責任ですから。やるでしょう、彼らは。やってくれると思いますよ」。若い芽が育つ環境も整えて、港町・横浜から再び波に乗る。
