阪神・ドラ2谷端“らしさ”戻った精神面の成長「切り替え甘かった」立石&岡城を「追い越せるように」
阪神2軍の注目選手を取り上げる企画「飛び出せ大物」。今回はドラフト2位の谷端将伍内野手(22)=日大=を取り上げる。谷端はシーズン開幕からプロの壁にぶつかり、一時は打率も落ち込んだが、現在5試合連続安打中と好調をキープ。1軍初昇格を目指し、研さんを積む若虎の現在地に迫る。
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一時は影を潜めていた、谷端らしい強いスイングが戻ってきている。大学時代に東都大学リーグで2季連続首位打者に輝いたコンタクト力はだてじゃない。大器の片りんを見せつつある。
「守備、打撃全て基礎から学び直しています」
今季はここまで2軍で50試合に出場し、打率・213、14打点。安打数は34本と西地区10位につける。特筆すべきは9日のファーム・広島戦から出場5試合での成績。21打数9安打、打率・429と波に乗る。
ただ、プロの壁にもぶつかった。開幕直後は打率・156まで落ち込んだ。ひとたび不振に陥ると焦りでフォームを崩してしまっていたが、現在は自分のスイングができているという。「打率は考えないようにしている。低い打率から頑張ろうと思うと、空回りしてしまう」と自己分析し、落ち着いた日々を過ごしている。
前向きに練習に取り組んできた。それでもすぐには結果に表れない。「まだまだ足りない部分がたくさんあった」とプロの厳しさを実感した。特に感じたのは精神面だった。「大学は週に2、3試合しかないけど、プロは毎日試合がある。次の日の切り替えがまだまだ甘かった」。打てない日が続くと余裕をなくし、悪循環に陥るということが分かった。一日ごとに反省はしつつも、リセットして試合に臨んでいる。
今季はドラフト3位・岡城(筑波大)が開幕1軍入りを果たすと、同1位の立石(創価大)も5月に昇格。谷端自身は同期の活躍を横目に2軍での日々が続いている。「もちろん悔しい気持ちはある」と率直な心境を吐露。その上で「人のことを気にして自分のことがおろそかになってはダメだと思う。とにかく練習して立石や岡城を追い越せるように頑張っていきたい」と話す。空いた時間で1軍の映像も必ずチェックし、刺激に変えている。
目標がある。「なりたい選手像でいうと森下さん。(大学)1年生の頃から同じリーグで目の前で見てきた。勝負強さが憧れです」。当時は中大の主砲。現在は虎の不動の3番を担う男だ。大学時代から近くで見てきた。今も同じチームに所属し、その背中を追えることが何よりの幸せだ。まずは1軍への切符をつかむため、ファームで結果を追い求めていく。
