阪神・ドラ1立石 大きかった大学時代の挫折 3年時に日本代表で結果残せず自主的に分析ノート 体づくりの意識も変化
「巨人3-6阪神」(24日、東京ドーム)
阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=が待望のプロ初本塁打を放った。五回2死一塁で右中間へ1号2ラン。巨人・竹丸との「ドラ1対決」を制し、宿敵相手の同一カード3連勝に導いた。チームは立石のデビューから5連勝で貯金を最多11とし、首位に再浮上した。26日からは交流戦に突入。新庄監督率いる日本ハムにも黄金ルーキーの輝きを見せつける。
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スラッガーとして成長を遂げてきた立石。大学1年の頃から指導している、野球トレーニング施設「Rebase(リベース)」の池田則仁代表は、大学時代に味わった挫折が大きかったと語る。
2年春にリーグ戦で5本塁打。全国の舞台でも一発を放つなど、一躍注目される存在となった。3年時に満を持して日本代表に選出されたが、結果を残せず。秋のリーグ戦でも0本塁打に終わった。「いいタイミングで波が来た。大学のうちにいろんな失敗をした方がいい。結果が出続けると、どうしても顧みることをおろそかにしてしまうので」。とんとん拍子できていた立石が、立ち止まるきっかけとなった。
立石はこの頃から自主的に分析ノートを始めた。自身の課題、どう改善するかを思うままに書き出した。池田氏は「合格まではいかないけど理解度は上がっている。ノートをとりながら、言葉で説明できるようになってきた」と成長を実感している。
技術だけでなく体づくりの意識も変わった。「トレーニングがメインと言ってもいいくらいだった。体をつくらないと技術も伸びていかない」。3年頃から体つきも大きく変化。大学入学時に70キロ台だった体重が、今では90キロ台に。打撃にフォーカスする前に、一アスリートとしての土台を築いた。
技術はもちろん、頭で考えて野球をする。立石の探究心は、まだまだ尽きない。(デイリースポーツ・滋野航太)
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