阪神・坂本 今季初4打点「久しぶりですいません」 5月先発マスク4度も「モヤモヤとか言うレベルの人間じゃない」
「阪神8-7中日」(20日、甲子園球場)
阪神・坂本がお立ち台で謝罪した。「久しぶりで、すいません」。今季初の4打点、42日ぶりのマルチ安打、5試合ぶりの安打と快音から遠ざかっていた。打率も気づけば1割台。苦しくても試合はやってくる。出番も減っていた。そんな時でも闘志だけは消えなかった。
「勝ちたかった」
スタメンマスクをかぶり、勝利に導けないとボソッとこぼした。勝ちに飢えていたと言ってもいい。4点ビハインドでの途中出場。それが7点差に広がった。七回2死満塁。マラーの直球をコンパクトに中前へ運んだ。反撃ののろし。この一打がミラクル勝利への期待を抱かせた。
3点差まで詰め寄り、八回2死満塁。追い込まれながら清水のフォークに食らいついた。死に物狂いで2打席連続の2点適時打。「お互いに打ちたいし、抑えたい。そういう勝負をみんなが見たいし、僕らはそこに勝負をかけている」。森下の劇的弾で本塁にできた輪の中に、坂本も笑顔で加わった。
5月の先発マスクは4度だけ。少なからずモヤモヤしていたかと思われたが、そんなものはなかった。「モヤモヤとか言うレベルの人間じゃない。出た時に結果を出せば試合に出られるし、結果が出なかったら出られない。そういう世界だから」。結果を出すために準備をする。坂本の頭の中はそれしかない。「明日は0対0から始まる」。もう次戦のことを考えていた。これが坂本誠志郎という男だ。
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