阪神・ドラ1立石 聖地初安打!0-7から大逆転呼んだ「いい形でつなげてよかった」「打線の中で自分も機能していければ」
「阪神8-7中日」(20日、甲子園球場)
すさまじい快音を残した打球が、外野の芝生に弾んだ。阪神・ドラ1立石は引き締まった表情のまま、ベース上で大歓声を浴びた。
「一安心というか、1、2打席目ちょっと雑になってたので、しっかり整理して初球から捉えられたのでよかったです」
確実に空気を変える一打だった。7点を追う七回、1死一塁の場面でマラーの甘く入った変化球を捉えた。痛烈な当たりは中前打。これが記念すべき甲子園初ヒットとなった。ようやく訪れた本拠地デビュー戦で、いきなり快音を響かせた。
ここから打線がつながる。2死満塁から坂本の2点適時打で、二走の立石は生還。プロ初得点を記録した。さらに代打の嶋村、中野も連続適時打。一挙4点を呼び込んだ。「直接的には絡んでないですけど、結果的に得点につながったことが一番。いい形でつなげてよかった」と振り返った。
引き寄せた流れは、止まらず。八回にも3点を奪い、7点差を追いついた。自身は好機で凡退したが、懸命に食らいつくチームメートの姿に心打たれた。「点差的には厳しい中で、先輩方がつなぎに徹して、いいゲームだった。打線の中で自分も機能していければ、もっといいなと思う」と力を込めた。
甲子園での左翼守備も初めてだった。五回にはボスラーの放った左翼線の飛球が浜風にも流されたが、しっかりキャッチ。「ちょっとびっくりはしましたけど、捕れてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
同点の九回は、森下が劇的サヨナラ弾。師匠の一打に立石も大興奮だ。仲間とともに歓喜の輪へ加わり「(自分に)回ってこいと思ってましたけど、打つ気がしてた。次はそういう場面で打てるようになりたい。ホームラン打ちたいです!」とうらやましそうに話した。
自身の“甲子園開幕戦”は、最高の幕切れに。次に豪快なアーチを描き、大歓声を独り占めにするのは、立石だ。
【近年のドラフト1位野手の甲子園初安打】
◆大山(17年7月1日ヤクルト戦)0-0の三回、左翼席へプロ初安打となる先制3ラン。お立ち台で「幸せです!」と絶叫した。
◆近本(19年4月9日DeNA戦)5点を追う七回に代打で甲子園初打席に立ち、中前打。「先頭だったので、塁に出ることを意識した」
◆佐藤輝(21年4月6日巨人戦)冷たい雨の中、二回サンチェスの内角高め直球を中前へ完璧に運んだ。「内をしっかり捉えてセンター前に打つことができたので良かった」と振り返った。
◆森下(23年5月20日広島戦)両軍無得点の九回裏二死一、二塁、森下からサヨナラ左前打。お立ち台で「最高です!」と叫んだ。
野球スコア速報
