阪神・中野 スタメン復帰即猛打賞「楽しく野球できた」 足の状態「大丈夫」 全力疾走で駆け抜けた
「阪神3(降雨コールド)0巨人」(3日、甲子園球場)
まるでアクシデントがなかったかのような躍動ぶりに、甲子園が沸く。得点に絡む快音と、隙のない走塁。5戦ぶりに先発出場した阪神・中野拓夢内野手(29)が、貴重な働きをみせた。「久しぶりに守備にも就いて懐かしく感じたというか、今日は楽しく野球ができた」と表情も明るい。
まずは四回先頭で、三塁線を破った。チーム初安打の左前打を放つと1死後、佐藤輝の一打で先制のホームイン。ヘルメットを雨でぬらしながら全力疾走で駆け抜けた。六回も再び先頭で中前打。そこから1死満塁と好機が拡大した。ここで小幡が空振り三振に倒れるも、井上が暴投。迷わず三塁からスタートを切り、ヘッドスライディングで2点目につなげた。
4月28日・ヤクルト戦(神宮)の五回、右ふくらはぎに自打球が当たって七回の打席で代打が送られた。翌日から4試合続けて代打出場し、適時打も記録した。足の状態には「ほぼほぼ、万全という判断があったから出ていると思うし、大丈夫」と強調。自打球が当たる前まで打撃の状態は「あまり良くなかった」と話す。代打で感覚を戻す作業を重ね「自分らしい感じはできた」と現状をプラスに捉えた。
七回の中前打で今季3度目の猛打賞。打率4割台の主砲が4番に座るからこそ「走者がいる状態でテルに回すことが、相手バッテリーへのプレッシャーにもなると思う。より、出塁は大事になる」と中野。頼もしいつなぎ役が打線を支えていく。
