阪神・森下 近本代役センターに意欲 「WBCの経験糧に」穴埋める 打でも「引っ張れればなと思います」

 阪神の森下翔太外野手(25)が27日、左手首の骨折でこの日出場登録を抹消された近本光司外野手(31)の分まで、自分がチームを引っ張ると誓った。東京入りを前に報道陣に対応。今年3月のWBCでも守った、中堅への起用にも意欲を示した。「1番・中堅」という大きな軸が抜けることになるが、猛虎打線が一致団結して勝利を目指す覚悟だ。

 悲壮感どころか、いつも以上の気合を感じさせた。森下が新大阪駅で力強く宣言した。「こうやって主力がケガでいなくなることもね、しょうがないことではある。そこでも勝てる強さはあると思うので」。近本が26日に死球で左手首を骨折。リードオフマンの不在をカバーしてみせる。

 打順は1番、守備位置は中堅。なかなか替えが利かない役割になる。「打線としても近本さんが抜けるだけで、だいぶ戦略的にも変わってくる。そこも引っ張れればなと思います」。開幕から24試合、1番から5番までは不動だった。恐怖の打線が解体となるが、穴を埋めなければならない。

 3番として打率・309、リーグトップの7本塁打、18打点。近本と中野がつくった好機を生かし、佐藤輝や大山へのチャンスメークも担ってきた。今後は日替わり打線になることも考えられるが、任されたところでどっしりと仕事をするだけだ。

 打つだけでなく、守りも同じ。外野の中でもセンターは特別なポジションだ。ただ、森下には経験がある。3月のWBCに向け、一つのオプションとして中堅の練習を行った。試合も中堅で出場し「直近でWBCとかでも経験しているのは糧となる」と言う。

 「どこでもやる準備は覚悟している。どこを任されてもいいように、練習ではやっておこうかなと思います」

 公式戦での中堅起用は新人時代の23年までさかのぼる。当時も近本の故障に伴い、6試合で先発出場した。この日、近本は出場選手登録を抹消され、長期離脱の可能性も出てきた。代役候補として複数選手の名前が挙がるが、森下が3年ぶりに中堅スタメンとなる日が来るかもしれない。

 チームは26日に連敗を止め、首位として神宮に乗り込む。ゲーム差なしのヤクルトと9連戦最初のカード。まだ序盤とはいえ、近本の離脱は大きな痛手となる。「やっぱり勝って、また甲子園に戻れればなとは思っています」。森下が緊急事態を救う。

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