【狩野恵輔氏の眼】阪神「6番・木浪」の効用 延長十回決勝2ランだけではない強い攻撃が表れた
「広島5-7阪神」(4日、マツダスタジアム)
阪神は延長十回、木浪聖也内野手の今季1号2ランで2008年以来の開幕3カード連続勝ち越し。九回は中野拓夢内野手の2点適時打などで3点を追いついた。デイリースポーツ評論家の狩野恵輔氏は、打撃上向きの近本光司外野手に言及した。
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先制してゲームを進めるタイガースの戦い方ができている。延長戦で勝利したこの日を含めて3戦連続で初回に先制。1番・近本の仕事ぶりが大きい。前日3日・広島戦に続き初回に安打で出塁し先制ホームを踏んだ。
元々、スロースターターの印象が強い選手だ。巨人との開幕カードでは14打席で1安打だった。開幕2カード目のDeNA3連戦は各試合で1安打ずつ。そして広島との今カードで状態をさらに上向かせてきた。
打撃感覚のズレを改善してきているようだ。また、チームが貯金を作れてきたことが近本の精神的な負担を軽くし、プレーへの好影響につながっているのかもしれない。
そして、この日の二回の好機では一塁へ適時内野安打。トップバッターとして出塁するだけでなく、ポイントゲッターとしての役割も見せた。これは延長十回に勝ち越し2ランを放った『6番・木浪』が機能しているからこそ。二回の得点は、この回先頭の木浪の中前打から。下位打線が作ったチャンスを上位打線で返すという強いタイガースの攻撃ができている。
一方、先発・大竹は5回3失点。降雨で試合開始が遅れた他、約1時間の中断後に再びマウンドへ登るなど悪条件の登板だった。四回は制球が甘くなり2失点。それでも引き出しの多い投手だ。次回までに修正してくるだろう。
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