阪神・福島 プロ初打席粘った13球 3月30日に支配下入り 凡退も藤川監督「いやぁ、使いたくなるね」
「阪神4-3DeNA」(2日、京セラドーム大阪)
交互に起こるどよめきとエールが背中を押した。魅力をたっぷりとアピールしながら、力強く踏み出した第一歩。3月30日に支配下契約を結んだ阪神・福島がプロ初打席で驚異の粘りを見せた。
「緊張感もありましたし、僅差だったので、自分がどうにか出て点につなげようという気持ちでした。準備はしていたので、良い形で打席に入れた部分はありました」
支配下登録の翌日に1軍初昇格を果たしてから3試合目。ついに訪れた出番は2点リードの七回だ。大歓声で迎えられ、先頭で3番手・吉野と対峙(たいじ)。2球で追い込まれたが、簡単には終わらなかった。カウント2-2から7球連続でファウル。1球ごとに、場内にどよめきが起こった。13球目に153キロ直球をはじき返し自慢の快足を飛ばしたが、二ゴロに。それでも虎党からは温かい拍手が送られ「すごくありがたい」と感謝した。
この姿に試合後、藤川監督がうなった。「いやぁ、使いたくなるね」。本人の努力はもちろん、強く大きく育てるための土壌がある。「平田(2軍)監督に感謝ですね。やっぱり素晴らしい指導があると思います。SGL(ファーム)で鍛わっている選手たち、非常に今後また楽しみがあります」と目を細めた。
福島は「次はしっかり塁に出られるように」と満足はしなかったが、確かに“足跡”を残した。若き猛虎の可能性は、まだまだ広がっていく。
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