阪神・藤川監督 巨人との開幕戦3連敗「相手が上回ったということ」村上は「素晴らしいピッチングだった」
「巨人3-1阪神」(27日、東京ドーム)
口の渇きをガムと水で潤しながら、阪神・藤川監督はジッと戦況を見守った。「冷静に」「いつもと変わらず」と伝えても、宿敵相手の開幕戦に自然と力が入る。七回、小幡が船迫から死球を受けると、真っ先にベンチから飛び出した。リーグ連覇を狙うシーズンは無念の黒星スタート。143分の1と捉えて前を向いた。
「相手が上回ったということです、はい。また次です」。試合後、指揮官は短く、だが力強く言葉を紡いだ。2年ぶりとなった黒星発進で、巨人との開幕戦に限れば3連敗。先発の村上は巨人戦初黒星&初被弾に、「初」尽くしの敗戦となった。結果だけで振り返れば勝敗を分けたのは“初球”。初回の攻撃だった。
初対戦のルーキー左腕・竹丸に対し、近本が初球145キロをスイング。高めの直球を捉えきれず、浅い中飛で1アウトとなった。出はなをくじけば一気に攻略も見えた攻撃。当然のごとく、たら、れば…の結果論だが尻上がりに調子を上げた左腕に対し、一方の村上は先頭・キャベッジに初球ストライクを被弾。動揺からか波に乗りきれず対照的な1球にはなった。
「また次の対戦で、いい勝負ができればなと思います。素晴らしいピッチングだったと思いますね、相手の投手も」
試合前、チーム宿舎で開かれた出陣式では、秦雅夫球団オーナーに続き選手の前に立った。伝えたのは不動心。143試合を変わらず戦い抜く覚悟だ。「何も変えることはない。いつも通りに伸び伸びと、自信を持って戦っていこう」。昨季王者の過去は「もう忘れた」と言う。再び挑戦者として臨む1年。1敗で覚悟が揺らぐことはない。
六回まで粘りの投球を見せた村上に、野手ではキーマンに指名した森下が3安打。惜敗の中で昨季同様に投打で形は見えた。「1つ、明日取りにいくと。毎試合勝ちに行く気持ちは、非常に強く持ってやっていきます。勝負ですから。また明日です」と指揮官。闘魂込めてが響くグラウンドを背に帰路を急ぐ。2戦目は六甲おろしを奏でる展開に。目の前の1勝を全力で、全員で奪いにいく。
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