阪神・森下 WBC一発「すごく自信になった」後輩ドラ1立石は「普通にやってくれたらいいかな」

 阪神・森下翔太外野手(25)が25日、デイリースポーツの単独インタビューに応じ、開幕直前の心境を明かした。今春は侍ジャパンの一員としてWBCに出場し、イレギュラーなプレシーズンを経験。ドジャース・大谷ら日本トップクラスの選手と交流し、世界最高峰の舞台を体感したからこそ学んだ「一流の立ち居振る舞い」や「自信」を財産に、プロ4年目へ挑む。昨季に続く頂点を狙うシーズンへ、キャリアハイを約束するとともに、「束になって」3年ぶりの日本一を目指すことを誓った。

  ◇  ◇

 -WBCは残念ながらベネズエラとの準々決勝で敗れた。試合後のロッカールームで、一番湧いてきた感情は。

 「悔しいなと。終わってしまった。ここで終わるか…っていうのは感じましたね」

 -周囲の選手の姿で覚えている光景は。

 「やっぱりみんな悔しそうでした。打たれてしまったり、打てなかったりした選手たちはもちろんですけど、出られなかった裏でも応援してくれていた仲間たちも、同じ気持ちでいたとは思います」

 -同戦では鈴木(カブス)の負傷交代で緊急出場した1打席目に一時勝ち越し3ランを放った。今までの取り組みが出たのか、あの一発が今後、何かにつながってくるのか。

 「その時はがむしゃらにやってたので、どうつながるとかは思ってないですけど、国際試合の急きょの場面で、1打席目にしっかり自分の形で落ち着いて打席に入れたのは、すごく自信になりました。結果を残せたというところも、自分の自信にもそうですけど、日本の野球ファン、世界の野球ファンの人にも良い姿を見せられたのかなと思います」

 -技術的観点で言うと、どう捉えている。

 「自分が野球を始めてから毎年レベルアップをしてきた積み重ねが、あの場面で出たと思う。2カ月くらいしかないオフで大幅に変えても、あそこの結果は変わらなかったと思うし、本当に日々の積み重ねが出たところかなと思います」

 -今までも勝負強さを発揮してきたが、その原点はどこにあるのか。

 「原点は分からないですね。性格とか、そういうところになっちゃうんじゃないですかね。あとは経験。経験することが一番だと思いますけど、人に負けたくないという気持ちが自分の中にあるかないかで、本当に精神面で変わってくるんじゃないかなと思います」

 -気後れしてしまって後悔した経験はあまりないのか。

 「どこでとかは覚えてないですけど、全然あります。緊張する…という感じで。プロに入ってからも、初球を打とうと思ったけど、手が出なかったとかは全然あります」

 -そういう時は、その後の練習に一層気持ちが入るのか。

 「自分の技術に自信があれば堂々と入れるので、そこでどうこうしようとは思わないです」

 -自主トレの時は打撃に関して、「きっかけがあれば一気に上がる」と話していた。開幕前の現状は。

 「開幕にあたってはもう技術的には向上しないので、実戦でいかに結果を残すかというところに、よりフォーカスしてやっています。相手投手のデータとかタイミングだったりというところを意識しながら、自分の押さえておくべきポイントを意識して常に試合に臨むという、その繰り返しですね。(シーズン中も)毎打席、毎日、自分の中で落とし込んで整理してやってます」

 -同じトレーニング施設「Rebase」に通う後輩のドラフト1位・立石(創価大)が実戦に入り、満塁弾を打つなど順調に来ている。

 「見ましたよ」

 -先輩の目にはどう映っている。

 「特には思ってないです。立石自身が一番分かっていると思うし、自分が言うことでもないので、普通にやってくれたらいいかなと思います」

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