阪神・高橋 内角攻めで5回0封 OP戦プロ初勝利 さらなる向上へ「もっと打者を押せるような球を」

 「オープン戦、広島1-7阪神」(14日、マツダスタジアム)

 粘り腰を示しながらの75球が、春先の躍動を予感させた。阪神先発の高橋遥人は5回4安打無失点。毎回の6奪三振で、意外にもオープン戦では自身初の勝利投手だ。「ピンチを背負って力むところもあったが、それでもスピードが落ちなかったのは良かった」と振り返った。

 初回は3本の安打で1死満塁とされた。だが、簡単には崩れない。ファビアンをカットボールで二ゴロ併殺に料理。「四球とかではなく、打たれて満塁になっている。もっと打者を押せるような球を投げていけたら」と結果を冷静に受け止め、さらなる向上を誓った。

 二回以降は1安打投球を披露。最速149キロの速球にツーシーム、カーブなどを交えた。特に際立ったのは右打者への内角攻め。四回2死では追い込んでからモンテロに内角149キロを投げ込んで見逃し三振に斬った。

 高橋にとって、右打者の内角への制球力は生命線でもある。「次は広く外も使いながら投げていきたいなと。(打者は)インコースの意識があると思うので」と両サイドを幅広く攻める考え。外角も有効活用できれば、内角球への相手の反応も「もっと違うと思うので」と利点を強調した。

 順調なら開幕3戦目、29日・巨人戦(東京ド)での先発が有力視される。オープン戦はこれで8イニング連続無失点となった。試合後には岩崎から“ウイニングボール”を渡され、笑顔で受け取った左腕。内容を突き詰め、さらに高水準の投球を求めていく。

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