阪神・大竹 下柳4年44勝超え移籍組最強左腕へ 現在「32」今季15勝目標「夢物語という感じはしない」
阪神の大竹耕太郎投手(30)が18日、長崎市の長崎県営球場で自主トレを公開した。24年で現役を引退した和田毅氏(44)との自主トレを継承して、毎年恒例の長崎護国神社では坂道ダッシュを11本。午後にはマウンドから投球練習も行い、約7時間の練習となった。現役ドラフトで阪神に移籍後は3年で32勝を挙げており、左腕に限ると下柳剛の4年で44勝の最多記録を更新する可能性がある。全ての部門でキャリアハイを狙う男が、有言実行を約束した。
強い日差しが照りつけて、気温も20度に迫る勢いだった。長崎で恒例の自主トレ。大竹は和田氏から受け継ぐ形で座長になり、チームをけん引しながら充実の日々を送っている。「今年(プロ)9年目になりますけど、9年間で一番体力的にはいい。肩肘もすごく健康ですし、状態はいいので」。マウンドからの投球の精度は、いつ実戦が始まっても問題なしと思わせるほどだった。
昨季は春季キャンプでの故障で開幕を出遅れ、阪神での3年間で最少の16登板。それでも9勝を挙げた。「個人としては全部の部門でキャリアハイというのを目指してやっていきたい」。ハワイの優勝旅行では15勝以上で最多勝という目標を掲げていた。
そうなると、見えてくるのが移籍選手の勝利数記録の更新だ。他球団から阪神に移籍し、4年で40勝以上は3人だけ。左腕に限れば、下柳剛しかいない。大竹は3年で32勝を記録し、40勝どころか左腕で最多の45勝以上を射程圏に捉えている。
「40勝するには、あと8?いけるっすね。いきます。8じゃ物足りないんで、15ぐらい勝ちたいですね。夢物語という感じはしないので」
16試合登板で9勝から想定すれば、キャリアハイの25登板を達成すれば15勝以上も不可能ではない。下柳は阪神4年目の06年に38歳で12勝を挙げ、移籍後初の規定投球回到達。翌07年には開幕投手も務めている。長崎出身の先輩は昨年の自主トレを訪問してくれ、面識もある。
「キャリアハイ」という言葉を口にするのだから、それだけ取り組みも順調。昨年12月には2012年ロンドン、24年パリ五輪出場のディーン元気からやり投げを教わり、短距離の陸上選手から走り方もレクチャーされた。今年の自主トレはロッテの小島と協力してメニューを組み、和田組からの継承と自身のオリジナリティーを融合させ、練習量も1・5倍ほどになった。残したものと新たに取り入れたもので、これ以上ない練習時間を送っている。
和田氏も9年目に16勝を挙げた。大竹は6月に31歳となるが、まだまだ進化している。「もっと自分の成績も伸ばせるという可能性を自分自身に感じている。自分自身に期待してやっていきたい」。現役ドラフト組で活躍する先駆者として、球団に新たな歴史を刻む。
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