阪神 平田2軍監督語録 2025年も“勝男節”炸裂 「福島の次は梅田や」「夏本番。TUBEの夏休み」など

 2025年シーズン、阪神タイガースの平田勝男2軍監督(66)の一問一答が数多く掲載された。厳しい言葉とユーモアを交えた独特のコメントが特徴で、若手育成の現場を象徴している。

 シーズン序盤の4月27日の中日戦(安芸)での連敗後には「ここで負けたということは安芸のグラウンドが我々に戒めてくれている。練習が足りないということ」と、伝統のキャンプ地に敬意を表しつつチームに喝を入れた。

 5月7日のくふうハヤテ戦(SGL)では完封負けを喫し、「休みなんてないよ。我々だって夢にまで出てくるのに、今日の完封負けが」と休み返上指令。5月28日の四国ILp徳島との交流戦では照明トラブルでノーゲームとなった。それでもチームを挙げてファンサービスを惜しまず、徳島ファンへも温かく対応。「近いもん。淡路島越えたら徳島や」と地元愛を示し、徳島側を擁護していた。

 7月4日のくふうハヤテ戦(SGL)の完封負け時には打線の不振に激怒。「変化球に対する対応はお粗末超えて、チョロ松や」と独特の表現で叱咤した。一方で悪送球の岡留には「論外プラス恥」と厳しく指導した。

 7月12日のオリックス戦(高槻)では打線好調。「梅雨明けが多くなってきた。夏本番。TUBEの夏休み」とユーモラスに例え、井上の活躍を「完全に梅雨明けだ」と称賛していた。

 8月20日のソフトバンク戦(筑後)では育成・福島が3安打1盗塁の大活躍。「福島の次は梅田や」と阪神電車の駅に例える独特な表現で支配下登録へ近づいていることを表現した。

 8月31日のくふうハヤテ戦(丸亀)では8-7で粘り勝ち。「きょうはさぬきうどん野球や!」と香川でチームをうどんに例えていた。

 9月15日の中日戦(ナゴヤ)では引退発表の中田翔に「お前のファーストの守備日本一だと思ってる」と惜別の言葉を贈った。

 平田2軍監督のコメントは、選手の成長を促す厳しさと、ファンや相手への敬意、時には関西らしいウィットを織り交ぜ、2軍の戦いを彩った。若手が1軍で活躍するための基盤を築く姿勢が、一問一答から強く伝わるシーズンだった。

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