阪神 佐藤輝ら同学年とバカ騒ぎ「楽しかった」佐藤蓮 来季から社会人野球でプレー「ラインでいい報告できるように」
今季限りで阪神を去り、来季から社会人野球のマルハン北日本カンパニー硬式野球部「ギバーズ」でプレーする佐藤蓮投手(27)が27日、同学年の選手らへエールを送った。佐藤輝らとの思い出を振り返るなど、阪神での思いを胸に新たな道へ進む。
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リーグ優勝おめでとう。そしてシーズンお疲れさまでした。同学年がこれだけ活躍して本当にうれしい。7人中5人が同期入団で、“コロナ世代”だったけど、全員最初は寮だったから仲良くなるのに時間はかからなかった。テル(佐藤輝)とは入団会見で初めて話して、最初は無口でそっけないタイプだなと。でも話すうちに、意外とめっちゃしゃべるし、明るくていいやつだなと思った。
同学年で初めてご飯に行ったのは入団して1、2年目のシーズン終わりだったかな。ファン感謝祭の後に初めてご飯に行って。集まったら野球の話は全然しなくて、近況報告とか私生活の話ばっかり。一番の思い出といえばやっぱり“あのバー”かな。いつも行く焼き肉屋さんの上にあって、店内は7人でほぼ貸し切り状態(笑)。バカみたいにお酒を飲んでカラオケを歌ったのがいい思い出です。いつも幹事役はエダ(栄枝)や真澄(浜地)なのに、焼き肉はテルが予約してくれて。それから毎年、同じ焼き肉屋さんから同じバーに行く同学年会が恒例になった。
テルは自分たちが引き出してあげないと面白さを出してこない。最初は静かだけど、ガンツ(DeNA・岩田)があおると乗ってきてくれる。そういうのを出すのが苦手なんだと思う。頌樹(村上)はかなり自由(笑)。ツンデレなんでね。浩人(才木)は普段の取材も面白い感じあるけど、お酒が入ったらよりテンションが上がる。エダのことは世代キャプテンって呼んでる。
今年は真澄とガンツがDeNAに行って、沖縄キャンプの時に全員集合できた。ベイスターズの応援歌なんか歌ったりして、いつもと違うかったのはそれくらいかな。実力の差はもちろんあると思うけど、関係性は、一緒に遊んだりご飯に行ったりもそこは普通の友達。変な差はないし、だれかに遠慮することもないしずっと変わらない、いい関係だと思う。
レギュラーシーズンはテル、浩人、頌樹はタイトルも取って。そのまま、これからもやっていってほしいなと思う。テルは名字が同じで、これから表記は「佐藤」でもいいかもしれないけど、「輝く」の文字があるからテルらしくていいなと思う。ラインのグループでまたいい報告ができるように、僕も頑張ります。
◆佐藤 蓮(さとう・れん)1998年4月11日生まれ、27歳。静岡県出身。189センチ、105キロ。右投げ右打ち。投手。飛龍高、上武大を経て20年度ドラフト3位で阪神入団。22年オフに育成契約、24年7月に支配下に復帰。同年9月30日・DeNA戦で1軍初登板。25年10月に戦力外通告を受ける。同年12月に社会人野球チームのマルハン北日本カンパニー硬式野球部「ギバーズ」の入団が決定。NPB通算1試合で0勝0敗、防御率0・00。
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