阪神 デュプランティエが退団、ソフトバンク入り決定的 新戦力獲得模索も「出遅れ感はある。可能性は極めて低い」
強力助っ人がチームを去る。阪神のジョン・デュプランティエ投手(31)が、退団することが13日、決まった。竹内孝行球団副本部長が明らかにした。右腕については、ソフトバンク入りが決定的となっており、1年でタテジマのユニホームを脱ぐことになる。
竹内副本部長は神妙な面持ちで語った。「デュプランティエ投手との契約交渉を終了しました」。球団は2日に公示された保留選手名簿から外れた後も残留に向けて交渉を重ねたが、最後まで折り合いはつかず。「契約の社会ですので仕方ない」と受け止めた。
来日1年目の今季は開幕から先発ローテーション入り。高い奪三振能力を武器に勝ち星を積み上げた。ただ、8月に下肢の張りで離脱すると、そのままレギュラーシーズンは登板せず。6勝3敗で防御率1・39だった。
実直な性格でリハビリにも真摯(しんし)に取り組んでいた。10月26日のソフトバンクとの日本シリーズ第2戦で復帰したが、1回2/3を7失点と大炎上。阪神での最後の登板となった。
竹内副本部長は「もちろん動きます」と新戦力獲得を模索すると明言。一方でFA市場からの補強については「出遅れ感はある。可能性は極めて低い」と消極的な姿勢を示した。保留選手名簿から外れたラファエル・ドリス投手(37)については交渉を継続しており「いい方向に進めれば」と慰留に全力を注ぐ。チームにとってショッキングな事態となったが、開幕までに戦力を整えていく。
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