阪神・中野 来季はアレモード 「連覇」封印でプレッシャー軽減へ「岡田さんが言っていたように」

 ファンからの質問に答える中野(撮影・山口登) 
 才木(右)と爆笑トークを繰り広げた中野
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 阪神・中野拓夢内野手(29)が29日、映画の舞台あいさつで「連覇」封印プランを掲げた。来季は球団初のセ・リーグ連覇がかかる。それについて壇上で問われると「あんまり連覇って言わない方がいいんじゃないですかね。岡田さん(顧問)が優勝を『アレ』って言っていたように、そういう言葉を使わない方が意識はしないと思うので」と回答。集まったファンの前で「あんまり連覇、連覇と言わないようにお願いします」と“要望”した。

 前回23年の優勝後も、「連覇」の言葉を何度も耳にした経験がある。2リーグ分立後はいまだ成し遂げられていない偉業に、「何回かチャンスはあってできなかったっていうのは、何かしら連覇に対するプレッシャーっていうのを今までも感じてたと思うんです」と推測した。

 23年は岡田前監督が、選手たちが意識しすぎないように「優勝」を「アレ」と言い換えた。「プレッシャーのかかり方は違うかな」と中野。連覇においても「あんまり考えすぎても呪縛のようになりそう」と意識しすぎないことが大事だと考えている。

 ただ、これは自信の裏返しでもある。「今のチームなら間違いなく普通通りやれば、すごく完成度の高いチームだと思う」。戦力はそろっている。個々の力を発揮すればまた頂点をつかむことができるはず。気負い過ぎず、自然体で来シーズンに臨む。

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