阪神 下村が藤川監督のエールに恩返しを誓う 「1アウトでも…」の言葉に感じた覚悟 「チームに迷惑をずっとかけてきた。少しずつ恩返し」

 阪神の下村海翔投手(23)が26日、SGLスタジアムで藤川監督のエールに恩返しを誓った。25日にららぽーと甲子園で行われた「阪神タイガース優勝西宮市民報告会」で指揮官が「西宮出身の佐藤もいますけど、今ファームの方では下村が西宮出身で頑張っています」と名指しで言及。右腕もその言葉を伝え聞いたようで、心を奮い立たせた。

 取材した回数は多くないが、藤川監督の言葉が下村の背中を押す活力になったことは容易に分かった。「自分の名前が出るなんて思ってもいなかったので驚いた」。記事が関係者から届き、見た瞬間に「もう一回練習しようかな」と思うぐらいの衝撃だったという。

 青学大からドラフト1位で入団して2年。1、2軍含めて、まだ試合での登板はない。「2年間チームに迷惑をずっとかけてきた。恩返しじゃないですけど、しっかりやらないといけないとずっと思ってるんで」。今はSGLでキャッチボールなど、計画的に練習を行っている。

 藤川監督は「高橋遥人ではないですけど、来シーズン、少しでも彼を夏場前ぐらいから1軍で起用できるようなことになれば、来年はここ(優勝報告会)に下村がいるんじゃないかと思っております」と具体的な時期まで話した。

 これも親心だろう。来季と言わず、夏場と言ったこと。焦るな。そういうメッセージと受け取ることができる。「ゆっくりはしてられないですけど、そうやって言ってくれるだけでもすごい気持ちは楽になる。その言葉に甘えてはいられないですけど」。とにかく感謝しきりだった。

 今年はシート打撃の登板など、ステップは踏んでいた。ただ、試合には届かず。「自分でも投げたかったという気持ちはあった」。ドラフト1位としての重圧も感じながら、投げられない日々。焦りや不安、悔しさは強いはずだ。

 「来年どういう形になるかわからないですけど、1試合でも1アウトでもチームの勝利に貢献できれば、少しずつ恩返しはできるのかなと思うので」

 1勝ではなく、1アウトという言葉に覚悟を感じた。チームやファンからの期待は当然感じているだろう。この日もそうだったように、練習後にファンへのサイン対応や写真撮影に快く応じる姿をよく見る。「これだけの長い準備期間をいただいたので、ここから活躍して、チームやいろんな人に恩返しができるように」。来年、下村が連覇のピースになっていると多くの人が信じている。

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