阪神・石井 ギータ弾糧に球速アップ「スピード出すには筋肥大が必要」体重1・5キロ増目標
阪神・石井大智投手(28)が3日、日本シリーズ第5戦(甲子園)でソフトバンク・柳田に浴びた一発を糧に、さらなるレベルアップを誓った。2点リードの八回に左翼ポール際へ同点2ランを被弾。4月4日以来209日ぶりの失点でチームは逆転負けを喫し、自身は試合後に涙を流した。
ただ、「どちらかと言うと、悔しいという感情はそこまでなくて。力の差は1戦目に投げた時から感じてはいたので、いずれそういう未来になるんじゃないかというところはあった」と涙の真相を吐露。自身の現在地を冷静に見つめた上で「その事実を認めて、自分がもっとよくなるために」とこの秋のテーマに球速アップを掲げた。
「速さだけではないですけど、やっぱり絶対値として持っておいた方がいい。スピードを出すには筋肥大が必要」と1日から甲子園でウエートトレーニングを開始。ベスト体重の81・5キロから1・5キロ増量を目標に「148キロぐらいの感覚で、151キロぐらい出ていたらいい」と理想を思い描く。
10日には高知市内でチームの優勝と自身の顕彰授与を記念したパレードが開催され、石井も参加予定だ。古巣・四国ILp・高知のスポンサーを務めるなど、現在もバックアップを惜しまない。「自分を育ててくれた。お世話になった方が高知にいらっしゃるので、喜んでくれるのはすごくうれしい」。恩返しを胸に第二の故郷に、凱旋を果たす。
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