阪神 日本一確率4%の崖っぷち 敗戦もクリーンアップ奮起 佐藤輝4戦連続打点、大山安打&森下マルチ

 8回、適時打を放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 6回、右前打を放つ森下(撮影・金田祐二)
 2回、左前打を放つ大山(撮影・飯室逸平)
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 「SMBC日本シリーズ2025、阪神2-3ソフトバンク」(29日、甲子園球場)

 「SMBC日本シリーズ2025」は第4戦が行われ、セ・リーグ覇者の阪神は2-3の惜敗。ソフトバンクに日本一へ王手をかけられた。3点を追う八回に、佐藤輝明内野手(26)が球団最長となる4試合連続打点をマークするなど、1点差に迫ったが及ばず。ここからの日本一確率はわずか4%と崖っぷちに立たされたが、まずは甲子園で一勝を挙げ、ミラクルへとつなげたい。

 今シリーズで一番、いや今季一の盛り上がりだった。周りの物音や雑音は一切聞こえない。野球の神様が与えてくれたような、終盤の逆転機だ。3点ビハインドの八回無死一、二塁でクリーンアップに回った。シーズンでは何度もあった、ドラ1トリオの共演。森下が見逃し三振に倒れたが、佐藤輝はポンッと後輩のお尻をたたいた。

 任せておけ。そんなふうに見えた。3ボールでも四球なんて頭の片隅にもない。松本裕の外角フォークに合わせ、二遊間を破る適時打。これで85年のバースらを抜き、日本シリーズで球団最長の4試合連続打点とした。勝ったのかと錯覚するほどの歓声。それに押されるように、ナインの顔が一段と引き締まった。

 続く大山は初球の直球に詰まりながらも、二ゴロの間に2点目。これが最後の追い上げとなったが、まだいける。そう思わせるような攻撃になった。初戦を取ってからの3連敗。シーズンでもたった4度しかなかった3連敗だ。負ければ、日本一の夢は散る。もう、やるしかない。

 2試合連続で1点差の接戦。28日の第3戦は四回から6イニング連続で得点圏の好機をつくったが、生かせず。この日も八回までは3度の得点機を逃していた。佐藤輝の言葉にも熱がこもった。「昨日も言ったように、もう1点、2点じゃないですか」。その鍵をクリーンアップが握っていることは明白だ。

 第3戦まで無安打だった大山が、二回1死の1打席目にHランプをともした。六回1死二塁でも遊撃・野村の好守に阻まれたが、抜けていれば適時打かという遊直があった。「もう明日なので。負けたら終わりですし、明日のためにしっかりやりたいと思います」。反省も大事だが、引きずる時間はない。あと3勝のために、次の一戦をつかみにいく。

 森下もマルチ安打と気を吐いた。「どんな状況でも勝つしかないので、その状況は変わらないです」。王手で崖っぷちは重々承知。過去1勝2敗(引き分けを含む)から敗れて3敗となったのは25度あり、逆転優勝は55年の巨人だけとV確率は4%。でもNPB最速優勝を成し遂げた強さがある。まだやれる。佐藤輝も「やることは変わらないので」と言い残した。やることとは、勝つこと。クリーンアップが再び、流れを引き寄せる。

 ◆佐藤輝が球団最長の日本S4戦連続打点 佐藤輝が球団最長となる日本シリーズ4試合連続打点。これまでは1985年・バース(第1~3戦)、03年・金本(第3~5戦)、03年・桧山(第4~6戦)、23年・森下(第3~5戦)の3戦連続で並んでいた。なお、日本シリーズ史上最長は5試合連続で24年のDeNA・桑原(第2~6戦)がマーク。佐藤輝は30日の第5戦で日本記録に挑戦する。

 ◆日本一確率4%… 昨年まで過去75度の日本シリーズで1勝2敗(引き分けを含み)から敗れて1勝3敗となったケースは25度あり、逆転日本一を飾ったのは1955年の巨人のみ。日本一確率は4%となる。なお、この年の巨人は南海を相手に●○○○●●●。阪神はソフトバンクと対戦した14年が●○○○○だった。また、前述のケースや引き分け試合を含めた1勝3敗のケースは過去に36度あり日本一は約11%の4度。

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