阪神・藤川監督「1勝1敗。それだけ」 デュプランティエ乱調も表情を変えず「こういう日」
「SMBC日本シリーズ2025、ソフトバンク10-1阪神」(26日、みずほペイペイドーム)
信じ難い光景が敵地に広がった。阪神は初戦の逆転勝ちから一転、敵地でまさかの大敗だ。自慢の投手陣がソフトバンクの餌食に…。日本シリーズ初黒星を喫した藤川監督はベンチで表情を変えず、試合後もデュプランティエの乱調をサバサバ振り返った。
「立ち上がりにちょっと押し切られましたね。(二回は)向こうの集中力が上回ったというところですね。こういう日だったんでしょうね」
デュプランティエの登板は8月9日・ヤクルト戦以来。下肢の張りなどから順調な回復を見せ、第2戦を託したが、本来の姿は影を潜める。初回に3失点、二回も立ち直れず、来日ワースト7失点でKOを食らった。
序盤から一方的な展開となれば、打線の勢いもそがれてしまう。それでも、ただでは転ばない。中盤以降、ヘルナンデス、熊谷、梅野、小野寺を代打で起用し、伊原、ドリス、湯浅、畠もマウンドに送った。シリーズの雰囲気を味わえたことは3戦目以降につながるはずだ。
「勝つか負けるかだけなので。内容はもう。今日は終わったので、明日しっかり1日空けて、甲子園で3つ戦うと。1勝1敗。それだけですね」
藤川監督も前を向く。日本一に輝いた2023年のシリーズもビジターから初戦白星、2戦目は黒星だった。“吉兆”に捉えて、本拠地・甲子園から仕切り直しだ。
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