2軍では格が違う!?阪神・井坪3安打3打点大暴れ CSメンバー漏れも切り替え「いつ呼ばれてもいいように」

 「フェニックス・リーグ、楽天8-9阪神」(17日、メディキットスタジアム)

 4時間を越える激しい乱打戦。9得点を挙げた猛虎打線を引っ張ったのは阪神・井坪陽生外野手(20)だった。3打席連続安打に3打点の活躍。南国の地で猛威を振るった。

 まずは1点を追う三回1死一、二塁。真ん中付近へ甘く入った直球を見逃さず、センターへ打ち返した。前進気味だった中堅手の頭を越え、2者を生還させた。五回1死の第3打席でも左翼線への二塁打でチャンスメーク。六回2死三塁の第4打席でも左前適時打を放ち、直後に二盗も成功させるなど、2軍では格が違うと言わんばかりの大暴れだった。

 計算通りの結果だった。フェニックス・リーグで打席を消化しながら、打球の角度が上がらないことに悩んでいたという。「今日から右の股関節に力を入れよう」と、股関節の体重移動を強く意識した結果、打球が上がり、長打も2本。自ら考え、打開してみせた。

 CSには惜しくも漏れたが、若虎は切り替える。「いつ呼ばれてもいいように準備はやっていきたい」。日本シリーズのメンバー入りへ名乗りを上げる。

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