阪神・大山 難敵ケイから同点弾 CSにらみ「最後の最後に嫌なイメージつけられた」 通算150号に王手
「DeNA2-2阪神」(23日、横浜スタジアム)
通算149本目の本塁打は、“次戦”につながる一本になった。延長ドローに終わった一戦。阪神・大山悠輔内野手(30)が1点を追う六回、ケイから12号同点アーチを放った。個人だけではなくチームとして今季、抑え込まれていた左腕からの一発。収穫を語った。
「CSで対戦する可能性もある。そういう意味では良かったのかなと思います」。チームで右打者唯一の安打は大山だったが、それでも試合前の時点で16打数1安打だった。DeNAがCSファイナルSに進出すれば対戦の可能性が高くなる投手。結果が必要だった。
フルカウントから3球、ファウルで粘って9球目。「スコアラーさんをはじめ、チームでどういう対策をしていこうかということを1年間、話し合ってきた」と、内寄りのカットボールを完璧に捉えた。あまり感情を表に出さない男が、珍しく笑みを浮かべながら生還。手応えが両手に残る。
「最後の最後に少しだけ嫌な、変えてきてるなというイメージもつけられた」。二回も際どいコースを見極め、フルカウントから四球を選んだ。積極スイングを仕掛けてきたチームの変化。「しっかりと準備してまたやりたい」。確かな結果で短期決戦の布石を打った。
野球スコア速報
関連ニュース





